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『ご覧あれ〜』

2021年1月11日
「FREE STYLE 2020 IN OSAKA」当選。

これが、2021年に智くんを感じられる
最初で最後のチャンスかもしれない。
運良く当選した大阪での個展。

智くんが好きすぎて、
智くんの作品が大好きすぎて、


大阪へ行くことを辞めました。



初めて観た智くんの作品は、
まだ嵐ファンでなかったあの時の私の心を揺さぶり、
将来まで変えてしまいました。

智くんの作品に出会い、
智くんを尊敬していなければ
今の人生はありません。

まだ小学生の頃、
何故か作品集を買っていました。
きっかけは分からないけれど、
なんとなく嵐が好きだったから。
最初の作品集を持っていたから、
なんとなく次の作品集も買いました。
やっぱり嵐が好きだったから。

その後しばらく本棚に眠っていた2冊。

娯楽に浸る暇もないほど
部活に明け暮れてた高校生活も終盤。
受験勉強に嫌気がさし、
気分転換に部屋を掃除していた時、
久しぶりにその作品集を開きました。

何年経っても、何度見ても新鮮な衝撃の連続の後、
FSIIの最後のメッセージ。

「この作品集を見たことが、少しでもみんなの刺激になっていたらいいなと思う。」

(あっ…)

やっと思い出した。やりたかったこと。
大人に言われて、周りに流されて、
なんとなく大学受験する気でいた。
人のために。学校のために。

それって自分のためじゃないって気がついた瞬間、
受験勉強をやめて専門学校探しを始めました。

試験直前の1月。

なかなかの衝撃でした。周りも自分自身も。

はじめて自分の人生のために、
少し強引に動けた瞬間でした。

昔から何かを表現することが好きだったから、
そんな仕事がしたいと専門学校へ通い、何とか就職。



失敗。



毎朝会社の前まで行くと動悸がするほど怖かった。
「楽しいってどんな感じだっけ?」と心を失いかけた。

夜、職場のラジオから流れてきた
『Happiness』を聴いてこっそり泣きました。

「辞めたら会社に迷惑がかかる」「親が心配する」
「だから大学へ行けばよかったのにと言われる」
色々な考えが巡ってだらだら働き続けてしまった。

でも、ふと思い出しました。

国民的アイドルのリーダーが、
自分の人生のために、
グループを一度離れる。

多くの人の期待と憧れを背負い、
芸能界でも特別な存在の「嵐」である彼が
そんな大きな決断をしたことを。

それなのに、半年ちょっと働いて、
まだなんの期待もされていない私が
何を怖がって居心地の悪い世界で生きているのか。

彼の決断に比べて、自分はなんてちっぽけなことで
躊躇っているのかと気づきました。

また背中を押されました。

智くんのおかげで掴んだチャンスを
最悪なものにしたくなくて、
柄にもなくまた即行動。
次の日に唯一話を分かってくれる上司に相談しました。
社長からは「なら、明日でもう来んな」と言われました。

苦しくても一生懸命働いた場所でそんなことを言われ、(こっちから願い下げだわ)と思いながら次の日で辞めました。
挨拶もさせて貰えないまま。

帰りの満員電車で『素晴らしき世界』
を聴いたのを今でも鮮明に覚えています。

今現在は、自分に合う職場と出会い
やりたかった仕事をしています。

ここまでいろいろあったけど、
全ての始まりはあの作品集でした。

人生の道標になってくれた智くんには、
智くんの作品には、本当に感謝しています。


だから


大阪へ行くことを辞めました。


東京に緊急事態宣言が発令された直後、
大阪に緊急事態宣言が発令される直前。

我ながら最悪なタイミングの当選で。

前日のキャンセルができる時間のギリギリまで、
親の言うことを聞いて、先生の期待に応えて、
世の中のルールを守ってきた、良い子の自分と、
こんなチャンスもう無いし、東京で働いてる時点でリスクは常に高いし、なにより智くんの作品に触れる最後のチャンスだぞ!とワガママな自分が戦って。

Winner 良い子の自分。

というよりも、、、

個展に行ったことで、
万が一、億が一のことが起こって
自分や身の回りの人に危険が及んで、
最高の素敵な想い出が、最悪な記憶に
塗り替えられてしまうことが一番怖かった。

幸運にも、東京で作品を目に焼き付けたので
その記憶でもって、FS2020の想い出に鍵をかけました。

とはいえ、当選したにも関わらず、
お目にかかれなかった作品たちがあること、
この先一生忘れないだろうな。




つい先日、返金についてのメールが来ました。
悔しくて涙が出ました。

個展に行った人たちの嬉しそうな感想が目に入ります。
羨ましくて涙が出ました。


「やっぱり行っておけばよかったな」

毎日そんな後悔がよぎります。

でも、

「やっぱり行かなきゃよかったな」

智くんの作品を見る度に、
そんな思いはしたくなかったので。


人にも自分にも優しくできる智くんを見習って、
そんな風に生きていけるファンでありたい。
今回はその第一歩の決断だったかもしれません。


きっとこれからの人生、
何回壁にぶち当たっても、
その度行動するきっかけになるのは
彼の生き様なんだろうなぁ。


また、背中押してね。



『ありがとう』



2021.02.13




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