CFD米国株価指数(SP500)―分析と投資戦略

2022/10/10 AM01:39

SP500 月足チャート


現レート:3639
・レートは9月終値で6月安値をいったん割り込み、ダウ理論的に下降トレンド継続。
・チャートパターンとしては、カップウィズハンドルー弱気のパターンでここからの下落を示唆。
・10MA(オレンジ線)と20MA(赤線)でレジスタンスされ、二つのMAはデッドクロス。
・6月安値でサポートとなった40MAをレートは下方ブレイク。
・RSI(パラメーター9)は37程度。2015年以来の下落局面では、RSI:30に接近すると反転上昇しているため、反発の可能性はある。2009年のリーマンショック時では、最大でRSI:12程度まで下落している。

【下値目途】
①2020年3月安値から2022年1月高値の50%押し:3500付近。
②コロナ暴落前の高値水準:3400付近。
③2020年3月安値から2022年1月高値の61.8%押し/2009年2月安値(リーマンショック安値)から2022年1月高値の38.2%押し/ダウ理論の安値(2020年9月安値):3220付近―複数の強いサポート。すぐ下には上向きの80MA(黄緑線)のサポートもある。
④3400―3220間に下降チャネルの下限のサポート。

【上値目途】
・10月高値の上ひげが、フィボナッチ23.6/38.2と5MAでレジスタンスされた3830付近が当面の上値目途。

SP500 週足チャート

・200MAでいったんサポートされたが、再度このサポートブレイクを試す展開。
・チャートパターンはカップウィズハンドル。
・長い上ひげで反発上昇は止められ、下落。
・ダウ理論も下降トレンドで弱い形だが、現在RSI:30付近。過去においてはこの下降トレンドの中で、RSI:30付近でいったん反発上昇してきている―チャートの形は弱いが、”売られすぎ”からの反発に注意。CNNの「恐怖指数(fear & greed index)は22―extreme fear(極度の恐怖)」であり、やはり売られすぎからの反発を警戒する必要がある。

日足チャート

・20MA(赤線)とフィボナッチ23.6で、反発上昇は止められ、下落中。
・下落継続なら、ターゲットは前回安値の3550付近。RSI:30に近づいているため、売られ過ぎに注意が必要。ターゲットに達したなら、利益確定し、戻りを待ってから売る戦略。前回安値付近に来たら、プライスアクションを確認し(下降の勢いの有無)、ダブルボトムからの上昇を短期的に「買い」も考慮。
・戻りが入った場合の上値目途は、前回高値の3810付近、また、それより下に下がってくる20MA(赤線)がレジスタンス=戻り売り候補。

*今週は13日(木)にFOMC議事録と米国CPIの重要指標の発表があり、ボラティリティーが大きくなる可能性がある。

*この記事は、個人的な相場観を記載した備忘録です。投資は自己判断でお願いいたします。





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