制作余話#10「竿老」編
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制作した作品の裏語りシリーズの「制作余話」
記念すべき第10回は掌編小説「竿老」についてです。
本編の投稿から期間を置いてのnoteの執筆になりますが、理由としましては「記念すべき第10回で扱うのがこの作品で良いのか」と思い、投稿を止めていました。掌編なので語ることも少ないですし……。
とはいえ予想外の結果を出した作品でもあるので、広告も兼ねて遅ればせながら本記事を執筆致しました。
アルファポリス歴史ジャンル 日間ランキング最高4位
予想外の結果とはアルファポリス様の歴史ジャンル日間ランキングにて、最高4位を獲得したことです(スクショを撮り忘れた為、本記事のサムネは7位の時のものを掲載)。翌日には深淵へ転がり落ちていましたが望外の結果を頂き、恐悦至極でございます。
ランキングの仕様やジャンルそのものの供給数などが高順位の要因になったと考えられますが、目を通してくださった方がそれなりに居られたという事実をただただ嬉しく思います。本当にありがとうございます。
内容について
元は中島敦の「名人伝」を読み、それっぽい話を作ってみようと考えたのがきっかけです。「名人伝」は本作のような下品でくだらない話ではなく、含蓄に富み、中島の漢学素養が炸裂した秀逸な短編ですから是非ご一読ください!(青空文庫で読めます)
あと他に語ることあったかな……。ネタ帳にも何も書いていないんですよね。本当に終始思いつきで済ませたとしか覚えていない。
釣りをテーマにしたのも主人公張起の生国を斉にしたのも太公望という有名なモチーフがあったからです。そこから時代背景は斉が存在する戦国時代辺りにした気がします。
執筆中のあれこれとした雑感を残す為の記事なのに企画倒れですね。
まあとにかくこんな作品より、中島敦「名人伝」を読んでください。
青空文庫→リンク