俳句、川柳、短歌過去作まとめ2
引き続き、私の過去作を紹介していきます。
お付き合いの程、よろしくお願いします。
では、どうぞ!
淫ら夜の 喉の渇きを 潤すと
はだけし衣の 襟を掴むも
顔埋め 背にまわりし 濡れ袖の
乾きを待てと 吾に請う君
夏過ぎて 秋来にけらし 紺セーラー
衣替えくる 駅の改札
股に帯ぶ 虎徹の突きに 耐え忍び
血潮滴る 菊米文字
合唱コン 指揮する君の 気はそぞろ
俯く顔は 何故か赤らみ
彼の眼が 私に向くと ふと気付き
身も心も 熱にほだされ
志も破れ 口に糊する それもなお
人知らずして 慍まずと
地に伏せる 血溜まりに咲く 黒い花
摘みて捧げる 尽の花びら
喪に臥して 黒に染まるる 御御足に
見境もなく 生唾鳴らし
逝く人の 喪に立ち尽くす 彼岸花
詩に賦す言の 無きを慰む
事を終え 汗冷え寒し 秋の夜
正常位 互いに見つめ 愛交わし
騎乗位 健気な腰と 下眼遣い
後背位 こっそりスマホ いじり出し
今回はここまで!シリアスな作品から尻ASSな作品まで、カオスなラインナップになりましたが、どれも気楽にお読みいただければと思います。
これらの作品の解説等はカクヨムにて随時更新中の拙著、「艶歌集」で語っております。
※一部の作品については語を改めている場合あり。
次回も目を通して頂ければ励みになります!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。