俳句、川柳、短歌過去作まとめ3
引き続きの過去作まとめです。今回で一通りめぼしい作品は出揃います。1では夏、2では秋頃、このパートでは冬の作品がメインとなっております。
まだまだ未熟な所もありますが、お目を通して頂けると幸いです。
では、がんがん行きます!
一服しに ベッドを離れた あなたには
私の甘えは もう届かない
まどろみに 君と出会うも 言葉出ず
紡いだ時には 残夢となり
絡み合う 指、脚、視線 唇に
心溶かされ 孤月満ち足り
ハロウィンの 仮装に隠した 秘め心
君だけに贈る 恋のいたずら
夜露垂れ 蕾うるおい 種宿す
はみ出せば 掃き捨てらるる 落ち葉達
地に落ちて 踏まれ汚され 飛ばされて
なおも美し その紅
団地妻 熟れた果実を 身に抱え
肌晒し 闇に吐いた 息白し
寒気と歓喜に 身を震わす
降る雪の 日に追われて 空に溶け
行き来る年の 惜しむ間もなし
白妙の 雪を散り敷く 道よぎり
郷の景色や 今は如何と
浮き雲は 風と連れ合い 空歩む
寄り添う人の ありを喜ぶ
旧友を 見かけ思わず 振る袖よ
躍る心に 草履急かされ
若人の 門出に立ちぬ 冬晴れの
日の眩きを レンズに湛え
同窓会 清楚なあの子も ギャルになり
内気な彼は レディとなり
こたつ越し 素知らぬ顔で 股いじめ
赤らむ君の 丘は雪解け
以上が過去作の中で見繕ったものとなっております。この辺りから掛け言葉とか枕詞とか使ってみた作品がちらほらありますね。上手く表現しようとした作品もあれば、ド下ネタな作品もありと乱れた作品群ではありますが、自由に創作を楽しんでいると解釈していただければと思います。
これらの作品の解説等はカクヨムにて随時更新中の拙著、「艶歌集」で語っております。
※一部の作品は語を改めている場合あり。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。