不審だけれども、不審なだけ

今日は「デックス東京ビーチ 占い横丁」にて鑑定をしてきた青鳥(あおどり)なのです。
お天気が良くて、日中は暖かくて、しかも祝日で。
どう考えてもレジャー日和なのです。
だから電車内も、どこかワクワク感を持って乗り込む人をあちらこちらで見かけたのです。

が、楽しい空気感の人たちばかりではないのです。
なかには、どこか虚ろな表情で正面を見ている人たちもいるのです。又は、座っているのに、体をもっと屈めて全てを遮断しようとしている人も。

お台場に向かっているとき、そんな人を見かけたのです。
座席に座っているので、その人の回りも普通に乗客が座っているのです。
が、普通なのはそこまでで、鳥類が気になってしまった人物は、体を折り曲げて両耳を塞いでいるのです。
お台場につくまで、その人物は体を折り曲げ、両耳を塞ぎ、視線をさ迷わせてはまた同じことを繰り返す、という行動をし続けていたのです。

正直、気になるのです。
車内は大声で話す人はなく、ただ車体が軋む音が響くのみ。
その人物はそれがいやなのかな、と思ったのですが動き出す前からそんな状態だったのです。

つい先日、京王線の事件があったので、ちょっとでも通常の行動から外れている人を見ると、どきっとして警戒してしまうのです。
その人物がそうするとは限らないのに、申し訳ないのですが、怖いものは怖い。
ただ音に敏感なのだとしたら、気の毒なのですが。側に座っている人たちは平気そうなので、鳥類が過剰反応なのだろう、と思うのです。

それでも東京なら何が起こっても不思議じゃないんだなあ、なんて思ってしまう青鳥なのです。

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