雲は夏を譲らず、葉は秋を受け入れる
お天気も気温も申し分なく良い東京の生息地域の青鳥(あおどり)なのです。
空の青も雲の色も、キレイなのです。
そんな晴れやかな今日は、買い出しをしに近くのスーパーへ行くのです。
今日は七分袖ではなく、半袖なのです。
足元も靴ではなく、サンダルなのです。
そんな気温の東京なのです。
けれども。
風の中に、夏以外の成分があるのです。
木陰に入ってから通り抜ける風は、それが顕著なのです。
買い物帰り、なんとなく空を見たのです。
入道雲らしい塊が浮いているのです。
うろこ雲はないのです。
頭上は未だ「夏」なのです。
そりゃそうだ。半袖サンダルだし。
帰りは少しルートを変えたのですが、そこの木々は季節感たっぷり、だったのです。
アスファルトに葉っぱがたくさん落ちているのです。
枯れたもの、まだ緑色のもの、カラフルなのです。緑色のものも、水分が抜けて固そう、なのです。
樹木はしっかりと秋の準備に入っているのです。
いくら暑かろうと、自然はきちんとその時に合わせたものをお出ししてくるなあ、なんて摂理に驚くのです。
名残の夏を楽しむのも、この時期のお楽しみなんだな、なんてほっこりしている青鳥なのです。