必要なもの、必要じゃないもの
本日「開運館 上野マルイ」での鑑定をしてきた青鳥(あおどり)なのです。
都内は台風の影響が少なく、ホッとしているのです。
で、そんな台風あとの道路には、どなたかの忘れ物が落ちているのです。
傘、なのです。
ビニール傘がボロボロだったり。
綺麗なのに、ぱたりと落ちていたり。
なのです。
心が痛むのです。
雨の日は頼りきるのに、雨が止んだらこうして道に捨てていくなんて。
どう見ても、ここに落としていった、とは考えにくいのです。
そんな汚れた、骨が折れた傘が道端にあるのです。その様子は痛ましく、けれども存在感があって、目を離すことが出来ないのです。
いくら壊れてしまったとはいえ、道に捨てることはないと思うのです。
きちんとおうちに持って帰って、燃えないごみの日に出せばいいのに、と思うのです。
そんなことしていると、もったいないオバケが出てくるのです。
必要なときに、今度は手元に届かない、そんなことだってあるのです。
人の振り見て我が振り直せ、そんなことを思った青鳥なのです。