枝に脱け殻アパートメント
今日も暑くてすぐにグダグダになる青鳥(あおどり)なのです。
ハンドタオルが足りないのです。東京の夏、凶悪なのです。
けれども立秋は過ぎているのに、気温は夏。
暦の上では秋なんだけれどなあ、なのです。
どさんこには堪える気温、なのです。
ハトさんも、小川に浸かって涼んでいたのです。
確かにね、野生の生き物がそんな行動にでるって、どんだけなの、なのです。
そして、道を歩いていると、本当に蝉が鳴いているのです。本当に、うるさいのです。
けれども、それが彼らのライフスタイルだから仕方ないのです。
あの鳴き声は命を懸けての声なのです。次世代に命を繋ぐための声なのです。
だから青鳥は耐えることにしたのです。
頑張れ、セミ!
シーズンはもうすぐ終ってしまうよ!
なのです。
そんなうるさいセミたち、特定の場所に行くと本当にうるさいのです。
先日もそんな場所に行き当たったのですが、周囲を観察してみると、面白いことに気がついたのです。
腰までの生け垣の枝に、大量のセミの脱け殻がぶら下がっていたのです。
その下の地面を見ると、大量の穴が開いていたのです。
直径1.5センチ~2センチくらいの穴が大量に。
どうやら、その敷地内にはそういったものがたくさんで、だからその一角はセミがうるさいのです。
密度が濃いのですね。
セミに3密はいらないのです。
彼らの脱け殻で満室になっている枝たち。
この調子だと、きっと来年も賑やかなこと、なのです。
楽しみなような、ちょっぴり迷惑なような、微妙な感情になる青鳥なのです。