しばわんこの視線の先には
気温が上がってきて、お布団のヌクヌクが激しく誘惑してくるような気がしている青鳥(あおどり)なのです。
今日は、様々な所用を済ませよう、と動く気マンマンなのです。
それでも、動き出したのは午後を過ぎてからなのです。
まあ、こんなものなのです。
必要な所用を終わらせて、帰り道。
まだまだ明るいのです。
が、曇り空が海の方から広がっているのが見えるのです。
所用先に行くときは、きれいに青空もあったのですが、ちょっと時間がたつとこれなのです。
それでも、雨は降らないだろう、ということで久し振りに河川敷へ向かうのです。
相変わらず大きな川の両岸にたくさんのグラウンとがあるのです。
パトカーが何台か岸辺のアスファルトのコースに赤いコーンを立ててドライブテクニックを磨いていたり。
少年たちが自転車で爆走していたり。
わんこをおさんぽさせていたり。
そんな平和な河川敷の脇の土手。
なのですが。
一頭のわんこが、いやに警戒をしていたのです。
全身で「みなれないやつ!」的な警戒を示していたのです。
何をそんなに警戒しているのだろう・・と、気になったのです。
小学生の女の子が、ピンクのリードを持っておさんぽをさせていたようなのです。
まあ、動物はおさんぽ必要なのです。
にゃんこも稀にハーネスをつけておさんぽしている姿を見るのです。
そういう意味では、わんこもにゃんこもよくある光景なのです。
今回は違うのです。
成長した立派なニワトリさんを、その少女はさんぽさせていたのです。
ピンクのリードとハーネスで、勝手に走り出さないようにしていたのです。
それを見て、しばわんこは警戒していたのです。
確かに、なのです。
鳥類も二度見したのです。
ニワトリって、ハーネス出来るんだ、なのです。
まあ、ここは鳥類の東京の生息地、何があってもおかしくはない土地なのです。
しばわんこもびっくりしたんだろうなあ、と共感した青鳥、なのです。
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