【第１５回】Pythonでの実践ミニプロジェクト（基礎を活かした簡単なプログラム）　

Pythonでの実践ミニプロジェクト（基礎を活かした簡単なプログラム）

Pythonの基本を学んだら、実際に簡単なプログラムを作成して理解を深めましょう。

この記事では、Ubuntu環境でviを使いながら、リストや辞書、ループ、関数を組み合わせたミニプロジェクトを実践します。

1、簡単なタスク管理アプリを作る

リストを使って、簡単なタスク管理アプリを作成してみましょう。このプログラムでは、ユーザーがタスクを追加、表示、削除できるようになっています。

# タスク管理アプリ

tasks = []  # タスクを保存するリスト

def add_task(task):
    """タスクを追加する関数"""
    tasks.append(task)
    print(f"タスク '{task}' を追加しました。")

def show_tasks():
    """現在のタスク一覧を表示する関数"""
    if not tasks:
        print("タスクはありません。")
    else:
        print("タスク一覧:")
        for i, task in enumerate(tasks, 1):
            print(f"{i}. {task}")

def remove_task(index):
    """指定した番号のタスクを削除する関数"""
    if 0 <= index < len(tasks):
        removed = tasks.pop(index)
        print(f"タスク '{removed}' を削除しました。")
    else:
        print("無効な番号です。")

# メインループ
while True:
    print("\n1. タスクを追加")
    print("2. タスク一覧を表示")
    print("3. タスクを削除")
    print("4. 終了")
    choice = input("選択してください (1-4): ")

    if choice == "1":
        task = input("追加するタスク: ")
        add_task(task)
    elif choice == "2":
        show_tasks()
    elif choice == "3":
        show_tasks()
        try:
            index = int(input("削除するタスクの番号: ")) - 1
            remove_task(index)
        except ValueError:
            print("数字を入力してください。")
    elif choice == "4":
        print("終了します。")
        break
    else:
        print("無効な入力です。1-4を選択してください。")

2、プログラムの解説

このプログラムは、以下のように動作します。

• tasks リストにタスクを追加し、管理します。

• add_task(task) 関数でタスクを追加します。

• show_tasks() 関数で現在のタスク一覧を表示します。

• remove_task(index) 関数で指定した番号のタスクを削除します。

• while True ループを使用して、ユーザーが選択肢を入力するまでプログラムを繰り返します。

• try-except を使って、無効な入力（数値以外）に対応しています。

3、プログラムの実行方法

このプログラムをUbuntu環境でviを使って実行するには、以下の手順を実行してください。

1. vi task_manager.py を実行して、新しいファイルを作成します。

2. 上記のコードを入力し、:wq で保存して終了します。

3. python3 task_manager.py を実行して、タスク管理アプリを使用します。

まとめ

• リストを使ってタスクを管理できます。

• 関数を活用して処理を分けると、コードが整理されます。

• ループと条件分岐を使って、ユーザー入力を処理できます。

• try-except を使って、エラーを防ぐことができます。

• Ubuntu環境ではviエディタを使ってPythonコードを編集し、python3 コマンドで実行できます。

Pythonの基本を組み合わせて、小さなプログラムを作ることで理解が深まります。実際にコードを書いて試してみましょう！