
【第6回】演算子を使った計算(四則演算・文字列の結合)
こんにちは!
Pythonでは、「演算子(えんざんし)」を使って、数値の計算や文字列の結合ができます。ここでは、基本的な計算方法と、文字列をつなげる方法をやさしく解説します!
1、数値の計算(四則演算)
Pythonでは、次のような計算ができます。

では、実際にPythonのスクリプトを書いて試してみましょう。
計算を試してみる
まず、viで新しいPythonスクリプトを作ります。
vi calc.py
i を押して編集モードに入り、次のコードを入力します。
a = 10
b = 3
print("足し算:", a + b)
print("引き算:", a - b)
print("掛け算:", a * b)
print("割り算(小数):", a / b)
print("割り算(整数):", a // b)
print("余り:", a % b)
print("べき乗:", a ** b)
編集が終わったら Esc を押し、:wq で保存・終了します。
次に、ターミナルでスクリプトを実行します。
python3 calc.py
実行結果
足し算: 13
引き算: 7
掛け算: 30
割り算(小数): 3.3333333333333335
割り算(整数): 3
余り: 1
べき乗: 1000
2、文字列の結合
文字列は「+」を使ってつなげることができます。
name = "Python"
version = "3.9"
message = name + " のバージョンは " + version + " です。"
print(message)
実行結果
Python のバージョンは 3.9 です。
ただし、文字列と数値を直接つなげることはできません。数値を文字列に変換する必要があります。
age = 20
print("私は " + str(age) + " 歳です。") # str(age) で数値を文字列にする
実行結果
私は 20 歳です。
まとめ
+、-、*、/ などの演算子で計算できる
整数の割り算は // を使う
余りを求めるには % を使う
文字列の結合には + を使う
数値を文字列とつなげるには str() を使う
次回は、「文字列の操作(長さ・切り取り・置換)」について解説します!