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【第11回】Pythonのモジュールの活用(標準ライブラリと外部ライブラリ)
Pythonには、便利な機能を提供するモジュールが数多く用意されています。モジュールを活用することで、プログラムを効率的に開発できます。
この記事では、Ubuntu環境でviを使いながら、標準ライブラリと外部ライブラリの基本的な使い方について解説します。
1、モジュールのインポート
Pythonのモジュールを使うには、import 文を使用します。
import math
print(math.sqrt(25)) # 5.0 を出力
実行結果:
5.0
2、特定の関数だけをインポート
モジュールの特定の機能だけを使いたい場合は、from を使います。
from math import pi
print(pi) # 3.141592653589793 を出力
3、別名(エイリアス)をつける
as を使うと、モジュール名や関数に別名をつけられます。
import numpy as np
arr = np.array([1, 2, 3])
print(arr)
4、標準ライブラリの活用
Pythonには多くの標準ライブラリがあり、追加インストールなしで使用できます。
os(OSの操作)
sys(システム情報の取得)
datetime(日付・時間の操作)
random(乱数の生成)
例:
import random
print(random.randint(1, 10)) # 1から10の間のランダムな整数を出力
5、外部ライブラリのインストールと利用
標準ライブラリ以外にも、外部ライブラリをインストールして利用できます。例えば requests を使ってWebページのデータを取得できます。
pip install requests
Pythonスクリプト内で使用:
import requests
response = requests.get("https://www.example.com")
print(response.status_code) # 200(成功)を出力
まとめ
import を使ってモジュールを利用できます。
from を使うと特定の関数だけをインポートできます。
as を使うとモジュールに別名をつけられます。
標準ライブラリには math、random、os など便利なモジュールが多数あります。
pip を使うと外部ライブラリをインストールできます。
Ubuntu環境ではviエディタを使ってPythonコードを編集し、python3 ファイル名で実行できます。
モジュールを活用して、Pythonの開発をより便利に進めましょう!