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【第15回】簡単なミニプログラムを作ってみよう
こんにちは。
今回は、学んだことを使って簡単なミニプログラム を作ってみましょう!今回作るのは、「おみくじプログラム」です。
Pythonを使って、ランダムに大吉・中吉・小吉・凶を表示 するプログラムを作ります。
1、プログラムの流れを考える
まずは、どんな流れでプログラムを動かすか考えてみましょう。
ユーザーに「Enterキーを押してください」と表示する
ランダムに「大吉」「中吉」「小吉」「凶」のどれかを選ぶ
結果を表示する
この3つの流れで作ります!
2、必要なPythonの機能
このプログラムで使うPythonの機能は次の3つです。
input() → ユーザーの入力を待つ
random.choice() → ランダムに1つ選ぶ
print() → 結果を表示する
それでは、プログラムを作ってみましょう。
3、おみくじプログラムを作る
「omikuji.py」を作る
vi omikuji.py
開いたら「i」を押し、次のコードを書きます。
今回はコピペではなく、手入力しましょう。
import random # ランダムな値を選ぶためのモジュールを読み込む
# おみくじの選択肢をリストで作る
omikuji_list = ["大吉", "中吉", "小吉", "凶"]
# ユーザーに入力を促す
input("おみくじを引くにはEnterキーを押してください... ")
# ランダムに1つ選ぶ
result = random.choice(omikuji_list)
# 結果を表示する
print(f"あなたの運勢は… {result} です!")
「Esc」を押し、「:wq」で保存したら、ターミナルで次のコマンドを実行してプログラムを動かしてみましょう!
python3 omikuji.py
4、プログラムを動かしてみる
実際に動かしてみると、こんな感じになります!
$ python3 omikuji.py
おみくじを引くにはEnterキーを押してください... (Enterキーを押す)
あなたの運勢は… 大吉 です!
何回か実行すると、ランダムに結果が変わる ことがわかります!
5、プログラムのポイント
・random.choice(リスト名) を使うと、リストの中からランダムに1つ選べる!
・input() で Enterキーを押すまで待機 できる!
・print() で 結果をわかりやすく表示 する!
6、もっと発展させるには?
このプログラムをさらに面白くするために、カスタマイズ してみましょう!
・運勢の種類を増やす
今は 4種類 ですが、「超大吉」「大凶」 などを追加するともっと楽しくなります!
omikuji_list = ["超大吉", "大吉", "中吉", "小吉", "凶", "大凶"]
・メッセージを追加する
結果ごとに特別なメッセージ を表示すると、より本格的になります!
messages = {
"大吉": "最高の1日になるでしょう!",
"中吉": "なかなか良い運勢です!",
"小吉": "まあまあの運勢ですね。",
"凶": "気をつけて過ごしましょう!"
}
print(messages[result]) # 選ばれた運勢に対応するメッセージを表示
まとめ
ランダムなおみくじプログラムを作った!
random.choice() を使うとリストからランダムに選べる!
input() でユーザーの入力を待つことができる!
カスタマイズすると、もっと面白いプログラムになる!
Pythonを使うと、こういう簡単なプログラムを作るのがとても楽しいですね!
ぜひ、いろいろなプログラムを作ってみてください!