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【第1回】Pythonの条件分岐(if文の基本)
プログラムを作成するとき、特定の条件に応じて処理を分岐させたいことがよくあります。例えば、数値が一定の値より大きいか小さいかによって表示するメッセージを変えたり、ユーザーの入力内容によって異なる処理を実行したりする場合です。
Pythonでは、このような条件分岐をif文を使って実装します。この記事では、Ubuntu環境でviを使いながら、Pythonのif文の基本をやさしく解説します。
1、Pythonの実行環境を準備する
Ubuntu 22.04では、Pythonが標準でインストールされています。まずはPythonのバージョンを確認してみましょう。
python3 --version
次に、viエディタを使ってPythonのコードを記述して実行する方法を紹介します。
vi test.py
viエディタが開いたら、iキーを押して入力モードにし、次のコードを入力します。
num = 15
if num > 10:
print("10より大きい")
入力が終わったら、Escキーを押してから:wqと入力し、Enterキーを押して保存・終了します。
保存したPythonプログラムを実行するには、次のコマンドを使います。
python3 test.py
実行すると、次のように表示されます。
10より大きい
2、if-else文で条件に応じた処理をする
if文だけでは「条件を満たしたとき」しか処理が実行されません。「条件を満たさないとき」に別の処理を実行するには、elseを使います。
num = 8
if num > 10:
print("10より大きい")
else:
print("10以下")
このプログラムを実行すると、次のように表示されます。
10以下
3、if-elif-else文で複数の条件を設定する
「elif(else ifの略)」を使うと、複数の条件を順番にチェックできます。
num = 10
if num > 10:
print("10より大きい")
elif num == 10:
print("10ちょうど")
else:
print("10より小さい")
実行結果:
10ちょうど
まとめ
if文を使うと、条件に応じた処理を実行できる。
elseを使うと、条件を満たさない場合の処理を指定できる。
elifを使うと、複数の条件を設定できる。
Ubuntu 22.04ではviエディタを使ってPythonのコードを編集し、python3 ファイル名で実行できる。
if文はプログラミングの基本なので、実際に手を動かして理解を深めましょう!