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【第12回】print関数とフォーマット(画面に表示する)

こんにちは。
Pythonでプログラムを作るとき、画面に文字や数値を表示することがよくあります。
そのときに使うのが print 関数 です!
今回は、print の基本の使い方と、フォーマット(表示の整え方) をやさしく解説します!


1、print関数とは?

Python で 画面に文字を表示する ときに使う関数です。
例えば、次のように書くと「Hello, World!」と表示されます。

print("Hello, World!")

実行結果

Hello, World!

print( ) の カッコの中 に表示したい内容を書くだけでOKです!

2、文字と数値を表示する

print では、文字だけでなく 数値 も表示できます。

例:文字と数値を表示

print("Pythonのバージョンは", 3.9)
print(100)

実行結果

Pythonのバージョンは 3.9
100

print( ) の中に カンマ(,) を入れると、複数のデータを並べて表示 できます。

3、print で改行せずに表示する

print は、デフォルトで改行(次の行に移る) します。
でも、改行せずに続けて表示 したいときは end="" を使います。

例:改行せずに表示

print("A", end="")
print("B", end="")
print("C")

実行結果

ABC

4、文字をフォーマットして表示する

データをきれいに整えて表示 すると、見やすくなります。
Python では、次の 2 つの方法でフォーマットできます。

  1. f文字列(f-string) を使う

  2. format 関数 を使う

5、f文字列(f-string)でフォーマットする

f文字列(f-string) を使うと、変数を簡単に埋め込んで表示できます。
f をつけた文字列の中に { } を使って変数を入れます。

例:f文字列を使う

name = "太郎"
age = 25

print(f"私の名前は{name}です。年齢は{age}歳です。")

実行結果

私の名前は太郎です。年齢は25歳です。

とても シンプルで読みやすい 方法です!

6、format 関数でフォーマットする

もう1つの方法として、format 関数 もあります。
{ } の中にデータを入れたいときに使います。

例:format を使う

name = "花子"
age = 30

print("私の名前は{}です。年齢は{}歳です。".format(name, age))

実行結果

私の名前は花子です。年齢は30歳です。

この方法でも 変数を埋め込むことができます
でも、最近は f文字列のほうが簡単 なので、f文字列をおすすめします!

7、数値のフォーマット(小数点や桁区切り)

print では、数値の表示を調整 することもできます。

例:小数点を2桁まで表示

num = 3.141592
print(f"円周率は{num:.2f}です。")

実行結果

円周率は3.14です。

{num:.2f} は、小数点以下2桁(.2f) にするという意味です!

例:3桁ごとにカンマを入れる

money = 1000000
print(f"合計金額は{money:,}円です。")

実行結果

合計金額は1,000,000円です。

{money:,} を使うと、3桁ごとにカンマ を入れられます!

まとめ

  • print( ) で 画面に表示 できる

  • end="" を使うと改行しない

  • f文字列(f-string) で変数を埋め込むのが便利!

  • format 関数もあるけど、最近は f文字列のほうが簡単!

  • 小数点の桁や、カンマ区切りの数値 も調整できる

次回は、「input関数でユーザーからの入力を受け取る」について解説します!


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