自分の活かし方/大学編入時代①
1. 弟と同じ世代が同級生
私は臨床心理学科2年次編入をしました。 同級生は3つ年下で、弟と同世代でした。幸い、私がこの場面で救われたのは、編入生が他にも2名いたことです。気持ち的に安心しました。高校時代は同級生は同い年、浪人して入った大学は基本年齢は1つ下の世代と同級生だったことは経験していました。他の人に比べれば、不安がある状態でも「今まで適応してきた自分がいた、大丈夫だ」と言い聞かせていました。それでも、不安を感じる自分がいることに気が付きました。「同い年の同級生と同じ時間を歩けていない「同級生が羨ましい」、「追いていかれている」といった感情がありました。そのとき、自分に言い聞かせていた言葉が2つあります。
・「失敗することに感謝」
「失敗することに感謝」について
当時、この言葉に気づいたのは高校1年生の時でした。選択授業で書道を選び、自分の書いた字を記したお皿を作る機会がありました。その時、元プロ野球選手イチローさんの本をたまたま読んだときに「野球は成功より失敗の方が多いスポーツ」、「失敗から何を学ぶのかが大事」ということ学びました。その学びから「成功するためには、失敗してはいけない」という概念が崩されました。プロ野球選手は、打者だと10回のうち3回打てば、1流と呼ばれます。7回も失敗している段階で「完璧≠成功する」わけではないことに気づかされました。今でも「完璧主義な自分」はいますが、最初に柔軟な思考になり始めたのは、このタイミングからだと思います。その後、自分の心の中に落とし込み「失敗することに感謝」という言葉と出会いました。自分自身が失敗を恐れたり、チャレンジすることに抵抗を示したりするときは、思い出すようにしています。現在もお皿は実家にあるので、帰省したときにアップします。
「なんとかなる」について
当時、週刊少年ジャンプで連載されていた「シャーマンキング」主人公麻倉葉が口癖で言っていた言葉です。たった6文字の言葉ではありますが、この中に様々な意味が込められていました。この漫画は、主人公が「自分も含め、人が楽に生きるための世界を作る」ためにシャーマンファイトに参加し、シャーマンの頂点「シャーマンキング」を目指す物語です。この主人公は「霊が見える」、日本有数の「シャーマン一家」ということで周りから敬遠されていました。そのため、幼少期から友だちがいない生活を送っていました。主人公は家系による生きづらさを抱えていたのです。しかし、元々周りのことにあまり流されることがない「ユルい性格」であったため気にしていませんでした。しかし、500年に1回のシャーマンの頂点「シャーマンキング」を決めるシャーマンファイトという存在を知り、生きずらさの要因であった「霊が見えること」を生かし、霊と対話し共存できるように修行をし始めました。ちなみに、修行はイヤイヤやっています (笑)。主人公は修行、シャーマンファイトを通して、「人とのつながりの大切さ」、「目標をかなえるための行動力」、「本当の自分であるための心のあり方、考え方」、「善悪の捉え方」など考えさせられました。そのため、自分の生き方・考え方の一部になっているほど、この漫画が好きです。良かったら、一度読んでみてください。
この言葉が自分の中にあったからこそ、年齢という一部の概念に捉われすぎないで、その後の学生時代を乗り切れる要因にもなりました。
2. 振り返って
今回は、言葉の力を通して、目の前にある困難や壁と向き合うための気持ちの持ち方について書きました。この記事を通して、自分の中で言葉にできていないことがたくさんあると気づかされました。言葉にできたときは、補足して再度書いていきたいと思います。
3. 次回
編入時代の学生生活の様子を書いていきたいと思います。