スタートアップ交流会 Garage Gathering#4 "Standup" report
こんにちは!
今回のGarage Gathering #4 "Standup"は東北大学ビジネスアイデアコンテスト2024の事前説明会と合同開催しました!その様子をレポートします。
本イベントは、7月4日(木)17:00-18:00に青葉山ガレージで行いました。当日は、これから自身のアイデアを実現させたい方、事業化に向けて取り組みたい学生が参加してくれました!
東北大学ビジネスアイデアコンテストは東北大学主催の学生のビジネスアイデアを事業化することを目的としたピッチコンテストです。2018年の初開催以来、今年で8回目を迎えます。
ファイナリストとしてアイデアが選出された場合、事業化支援資金(総額100万円以上)を提供し、学生の起業や研究の事業化に向けた活動を後押しするのが特徴です。入賞者から起業する学生が多数輩出されており、国内大学でも屈指の学生ピッチコンテストとして成長しています。
今年のビジネスアイデアコンテストの情報です↓
【日時】 2024 年12 月14 日(土) 13:30 〜17:00
【場所】 青葉山コモンズ 2 階翠生ホール
【内容】
①本選ピッチ:
ファイナリスト8~10組によるピッチ
ピッチ(5min)+審査員からのQ&A(5min) 計10分/1チームで実施
②授賞式・交流会:
プレゼンでのフィードバックや審査員・企業側からの意見交換会
エントリーシートより、ファイナリストの選出を東北大学スタートアップ事業化センターが行い、ビジコン本選の審査では、東北大学教授、VC 、投資家などの第一線で活躍している外部審査員も一緒に審査します。
そして、ビジネスアイデアコンテスト(ビジコン)の説明の後は、昨年度ファイナリストのEchoDistrict林さん、perpleの久保田さんのお二人をゲストとしてお迎えし、立ち上げ期から現在の取り組みについてお話していただきました。
まず、EchoDistrictの林さんは昨年度のビジコンで、余ったピアノと空き家を活用し地域の連携を促進するレンタルピアノサービスを提案しました。
近年、「空き家問題」が深刻になっていますが、昨今の人口減少の状況下では空き家に住む人の増加を期待することは難しいです。そして、使われずに眠っているピアノもたくさんあるそうです。一方、ピアノを借りたい人は少なからずいます。ピアノを弾きたければ、ピアノが置いてあるスタジオを借りなければいけませんが、お金がかかってしまいます。そこに目を付け、このビジネスアイデアを思い付いたそうです。
林さんは、ピアノを習っていた経験がある上、学部生時に都市経済学を学んでいたそうです。
中の人は、林さんのお話の中で特に「すごいものじゃなくていいから、自分の経験、強みから始める」というお話が印象に残りました。「例えば引きこもりの経験でも、その経験があるからこそ引きこもりの方に対する支援で活躍できたりする」とおっしゃっていて、たとえネガティブに思える経験だったとしても、何かを実現させたいと思ったときに自分の強みになる経験になることもあるなと思いました。何かに挑戦する機会が、自分の中にあるネガティブな経験を強みに変えてくれるのもすてきなことだと、中の人は感じます。
次に、perpleの久保田さんは昨年度のビジコンで、最適な治療と心理的支援を提供するてんかん個別化医療プラットフォームを提案しました。
ビジネスアイデアを実現しようとしたとき、普通は目的と目標を決め、そこから計画を詰めていくというやり方を想像します。しかし久保田さんは、今手元にある手段や資源から始める「エフェクチュエーション」という考え方を紹介してくださいました。たしかに、手元にあるものを活用してできることを探っていくことで、新たな目的や価値を発見することにつながることもあると思いました。
また、「自分の無意識の才能を理解しましょう」というお話が特に印象に残りました。自分が普段当たり前に行っている作業が、自分でも気づかないうちに誰かのビジネスアイデアの助けになるような特技になっているかもしれません。これに関連して、チーム作りについてもお話しされていて、1人で取り組むよりも多様な背景を持つ3人が集まると良いという研究結果があるようです。ビジネスアイデアを実現する過程で、すてきなチームメイトに出会えるかもしれません。「東北大の資源をたくさん使いましょう!そして、ビジコンは色々な人と出会うことができます!」とおっしゃっていました。
ビジネスアイデアコンテストに関してはこちらのWebサイト(東北大学ビジネスアイデアコンテスト2024 (tohoku.ac.jp))に詳しい募集要項などが載っていますので、ご覧ください。また、来週には説明動画が掲載される予定なので要チェックです!
また、事務局では学生アイデア相談やスタートアップに関する相談を受付けております。
・チームメンバーの編成についての相談
(アイデアはあるけどメンバーが見つからない)
・エントリーするアイデアについての相談
(このアイデアは応募条件に当てはまっている?)
・エントリー前にとりあえず事務局とアイデアについて話してみたい
(応募を考えているけどどうしよう 、こんなアイデアでも大丈夫?、東北大以外の外部の人とでも参加できる?等)...
希望する場合は、WEB サイト(東北大学ビジネスアイデアコンテスト2024 (tohoku.ac.jp))にあるContactフォームからご連絡ください。
ただ今、絶賛アイデア募集しています!今回の説明会に参加できなかった方でももちろん応募可能ですので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。