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8月末。
お菓子の梨もあおいものから黒へ変わった。
もう秋なのだ。梨の収穫もすでに種類によっては始まっていて、我が家のフルーツ星人はもちろん、ずいぶん前から梨を買ってきている。

野分がくればもう秋。と言いたいところだけれども湿度は相変わらず下がらず、最近では10月まで暑い日が続く。

とはいえ、陽の光もどこか夏の盛りとは違い、似合う色合いも変わってくるのがこの季節だ。現在8月お終わりで、まだミンミンゼミが朝鳴いている。午後からはツクツクボウシ。色合いに工夫が必要かもしれないけれど、着物の世界もさらに柔軟になって、たとえば夏の薄物を9月に着るようにしたらいいのではないか、と思う。もう7月半ばから8月は着物を着られるような状態はなかなか難しい(車移動で建物へと言うのならいいけれど)。そうえばもう愛好家の中には濃いいろの夏の襦袢を作って薄物を単として着る(そうすると透け感が減るように見える)と言うことをしているのだそうだ。いい工夫だと思う。10月を秋の単にしたらちょうどいいのではないか、と思っている。すでにそうしている人も多いかもしれない。私も結構単を着ている時期が年の前半、後半で長くなった。

鳥の鳴き声も少しずつ変わってきている。夏には聞こえなかった声が聞こえるので、メンバーが変わっているのだろう。生き物の季節は着実に、こんなに蒸し暑いのに秋へシフトしている。


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するすみ
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