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日本陶器とか東洋陶器とか

最近なりをひそめていたのだけれど、つい、また昭和初期のティーカップを買ってしまった。
東洋陶器會社とか日本陶器会社とかのだ。
以前、熱心に英国のちょっぴり古いけど、普通の人が使っていた可愛いけどふつーのティーカップを見つけては買っていた。
あれこれ持ってても、ティーはあれこれカップを変えて飲まないだろうと思うのだれど、飲み物を入れる容器の形が好きなのだと思う。湯呑みなんかもつい、時代は江戸末期とか幕末とか明治ぐらいの、で、もちろんふつーのをよく買っていた。

それでもあんまり色々あっても困るので、もう買わない。湯呑みは買わないし、ティーカップも買わない。
と決めて、十年ぐらい過ごしていたのだけれど、そしてティーカップなんかは十年以上買わない日々を過ごしていたのだけれど、つい魔が差して買ってしまった。

どこにしまうんだよー

つい、戦前の頃のかわいい、どこかほんわりした雰囲気のティーカップを見つけて、かわいいな、懐かしいなと思って買ってしまったのだ。戦前が懐かしい訳では無い。けれど、その頃のものを使っていた人たちには子供の頃に出会っている。その人達が持っていたので、それを子供の頃使ったり見たりしているのだ。それで、ノスタルジーを感じるのだと思う。
その頃のものは工業製品でも温かみがあるので、感じがいいものがある。そういうのを見つけると、つい。

私が買うのは、安いもので、出来がそれほどいいわけでもないし、コレクションするようなものでもない。けれど今売っているもので同じ値段のものよりは格段に雰囲気があるのだ。

あー買ってしまったからには、また、これらでお茶を飲もう。机の上を片付けて、一人で、静かな時間に。

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するすみ
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