見出し画像

集まり

お盆が忙しいということで、お盆の代わりとして親戚の集まりが今週あった。集まると楽しい事もあるけれど、あまり楽しくない話、しなければいけない話もすることになる。こういう時大人はつまんないな、と幾つになっても大人になりきれないので思う。
大人は年齢ではなくて精神や生き方や生活でなるのではないか、と思う。私はこの手の話が始まると、途端にお腹がギュッとして、ゾッとするような感覚が全身に走る。が、ガッツでついて行く。

そんな行事を終えたので、今年のお盆はお盆前に終了。手土産も渡したし、ひと段落気分ではある。実際のところひと段落ではなく、これから色々と考えたりしなければならないことがあるけれども。

梔子の花はすっかり終わって、葉っぱだけになってしまった。百日紅は今年も花が咲いているし、桔梗は順調に次々に花が咲いている。きっと今年も秋になってもぽつぽつと咲き続けてくれるに違いない。

藤の植木を見たら、一本だけ枝というか茎というか、補足ぴよーんと急に飛び出しているところを発見した。そこだけ一本ぽよーんと伸びていて、緑で葉っぱが生えている他のところとは違う様子。つたみたいな感じにも見えるけれど、茎見たい。ちょこっと他と違うほやほやした葉っぱになりかけみたいなところがある。でもとにかくバランス悪く、そこだけてっぺん近くから、一本だけ長くぴよーーーんと伸びている。藤を育てたことがなかったので知らなかったけれど、もしかしてこんなふうに大きくなるものだったのだろうか。
これ以上大きくなってほしくないので、これをちょんぎってしまうべきなのだろうか。迷う。

いそいでYouTube視聴。わかったアスパラ部分は切る。やはりつるのようだ。そしてつるを伸ばしているところを残すと葉っぱが増えて、栄養を蓄えられるらしいが、小さくしたい場合はつるは諦めて切ってしまってもいいらしい。

切ってきた。正体が分かったので納得して切る。

大きくなってしまては困るので切ったけれど、木としてはどんどん大きくなりたいのであろう。日光を受ける場所を競争して取り合う植物たち。神宮の森にいった時、大きな木の中を歩いていて上を見上げると綺麗に空が木々のモザイクで埋められていた。それぞれの木の葉っぱが陣取り合戦をして他の枝の葉っぱに出会うとぴたっとそれ以降向こうへはいかないという状態で綺麗に収まっていた。
庭にある木はこちらで勝手にちょんちょんとちょんぎってしまうので、そう言った競争はできない。でも、放っておくとそれぞれが複雑に陣取り合戦を行なってくちゃくちゃになっていたりする。なるべくくちゃくちゃになる前に切らなければ。


いいなと思ったら応援しよう!

するすみ
サポートいただけたなら とってもうれしい