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DIC河村記念美術館へ

最近、年内で一旦クローズするというニュースで話題になった(人気で通常より多く人が訪れるようになったため来年3月までクローズ時期がのびたと聞いています)DIC河村記念美術館へ行きました。

少し遠いのですが、東京駅から直通バスが一本朝に出ています。そうでなければJRで佐倉まで行き、そこから送迎バスで行くことができます。

普段、大和絵や屏風絵、仏像などの仏教美術など東洋美術の古いものばかり見ているので、近代現代の美術、抽象画や立体、西洋画など、久しぶりに見ました。

美術館の周りの環境も広々として良いですが、展示環境が素晴らしい。現代抽象美術の展示では、ぴったりの素敵な展示室に余裕をもって展示されることで、展示場所に恵まれることでさらによく見えていると思います。コーナーごとにシリーズを見渡せるようになっていたり、一人の人の作品のみの部屋があったり。

あるコーナーでふと好きなタイプの作品があり、ちょっとコーネルみたいだなと思ったら、コーネルでした。あまり何の展示をしているかを気にせずふらっと行ったのですが、コーネルの箱を見られるなんて、なんてラッキーなのでしょう。それも好きなタイプの箱。

誰の作品と気にせず作品を見ていったので、誰のものがどれといったことは言えないのですが、赤い窓を思わせる大型の絵がぐるりと少しだけ照明を落としたへやに集められている部屋や、明るい部屋にタイル状の作品を壁にかけたところなど、美しい展示室に美しい展示。いいものだなと思います。

かなり大型の作品も広い部屋にどんと置いてあるので見やすく、すっきりしてみえ、また、その作品そのものの勢いや迫力を存分に味わう事ができます。いい展示室だなと思いましたし、作品が愛されているな、と感じる展示でした。

有名な西洋画家のものが次々と並んでいたり、豊かなコレクションも感じられました。

この形で見られるのももうすぐ終了、その後はどうなるのか分かりませんが、展示施設が素晴らしいので、かわってしまうのは惜しいなと思う施設です。東京からは遠いですが、行くと楽しい美術館です。

ガチョウもいるし

水辺で憩うガチョウ

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