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フランソワ・ポンポン展 群馬県立館林美術館

群馬県立館林美術館 開館20周年記念 フランソワ・ポンポン展。
動物彫刻を中心の展示でした。

人物なども少々。動物ももちろん良いけれど人物もなかなか良かったです。石や金属よりも、石膏作品のほうに惹かれるものが在る。他の彫刻作品に比べて鉛筆画のような、スケッチのようなそんな良さがある。彫刻作品の他にポンポンの作品の参考にしたであろう所有の動物写真、スケッチなどの展示。確かな輪郭、おそらく作者が美しいと感じた動物の骨格や筋肉から出来上がるラインを捉えたところが見ていて気持ちが良い。多分、作者も気持ちが良いと思うラインを動物から感じて作品にしているのではないかと思う。

鳥の足つき、首のライン、背中につながるところ。どうも、鳥だけでなく動物たちのそういうところが好きなのではないか、と見ていて思う。
有名なシロクマ作品はシロクマのあのふさふさした毛がついた足、足の動きでちょっと余ったような皮と毛が動く感じ、あれが彫刻の硬い素材のラインで感じさせることができるというとても不思議な達人のライン取りで、確かんこれは代表作なのだろうなと思った。
私はどちらかというと石膏作品たちに魅力を感じた。
余裕のある館内で、考えられた展示配置、作品をゆったりと十分楽しむことができる展覧会だった。
美術館には展示会場以外にポンポンのアトリエをイメージした別のフランス田舎風の建物があり、驚いた。ちょっと楽しくて、余裕を感じる展示。

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するすみ
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