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プロ野球の写真好きには悪い人はいないと思うんだ。

※当記事は2020年2月に前身のnoteへ掲載したものです。記事内の情報は現在は異なる可能性がありますのでご注意ください。

今回は「野球観戦時の写真撮影事情」について書いてみたいと思います。
プロ野球シーズンが終わってから、手持ち無沙汰になりつつあります。


そういえば、2位でした。

東北楽天ゴールデンイーグルスのInstagram公式アカウントにて開催されていたフォトコンテスト企画で2位に入りました。ベストEスタグラマーは誰だという企画に「写真撮りまくったし、記念に出しとくか…」と軽い気持ちで応募したら2位でした。

僕自身は「2位ではダメな人」ではないので物凄く嬉しかったです!応援いただきありがとうございました!

賞品が貰える企画ではなかったのですが、多くの皆さんから「おめでとう!」などとお祝いの言葉を頂き、大いに嬉しくなりました。

このコンテストで2位に入って以来、色々と試合撮影について聞かれることが多くなった僕。グラウンドで輝く選手の皆さんを撮影する上での考えやポリシーをいつかブログで書こうと思ったことが、この記事の発端です。

試合撮影との出会い、そして現在。

プロ野球の試合撮影をはじめてから11年目。InstagramやFlickrなどの写真を扱うWebサービスがそこまで栄えていない時から撮っていました。

イーグルスが地元にできた時、僕は高校生でした。当時は新聞部に所属しており、校内の部活動やイベントの撮影を頻繁に取材することが日課。その延長線上としてイーグルスの試合を撮影するようになり、次第にライフワークとなりました。

撮影を始めた当時の経済力では、コンパクトデジカメを持つことが精一杯。それでも、部活用のそこそこいいカメラを使わせてもらったりと、それなりに良い経験もありました。

上の写真はイーグルス誕生前年の県営宮城球場。懐かしいですね。

望遠ズームが効いたコンパクトデジカメをメインで使っていた当時。一眼レフデジカメへの憧れを抱きながらもパシャパシャ撮っていました。

転機は2012年。

2012年、転機が訪れます。友人から一眼レフを譲り受けたのです。以来、試合撮影への熱量が日に日に高まるようになります。

それまでは、試合やスタジアムの雰囲気やイメージを忘れないための"備忘録"のような温度感で様子を写真に収めていましたが、一転。一眼レフを持つと撮影に対する考え方や捉え方が変わりました。

色々と書くより、写真を載せた方が早そうですね。これまでに撮った写真を何枚か載せてみましょう。

侍ジャパンでもおなじみ、則本昂大さん。

惜しまれつつ現役を退いた、斎藤隆さん。

東北高校出身、スワローズの高井雄平さん。

そして、前述のコンテストにおける象徴的な一枚。侍ジャパンでも主将を務めた嶋基宏さんと、みちのく・岩手出身の銀次さん。

一眼レフとコンデジの違い。

一眼レフで写真を撮るようになってから、写真への向き合い方が変わりました。コンデジで撮っていた頃はこんな調子でしたね。

やっぱり粗い。あまり変わらないようには見えませんが、この時は2006年ぐらいだったかな。「いつかは一眼レフを手に入れたい!」と夢を見ていたころです。

現在使用中の機材を晒してみる。

一眼レフデジカメデビューから3年少々。「CANON EOS Kiss X70+タムロンの70mm-300mmレンズ」へと思い切って総入れ替えしてみました。

昨年までは「CANON EOS Kiss X2+タムロンの18mm-200mmレンズ」を使っていた僕。よりステップアップしたい思いがあり、えいやー!と某家電量販店の門を叩いてみました。

ボディ・レンズに対するヤマダ電機の店員さんからのコメントです。 ※購入したときの会話を抜粋しています。

ボディ:初心者にも優しいエントリーモデル。
レンズ:最低限の望遠ができる。

そこまでガチ気味の構成ではありません。より高みを目指した構成も考えてはいたものの、チケット代への支出にも考慮し自重しました。

ここがポイント、Eye-Fiカード。

非常にめんどくさがり屋な僕。試合後は大抵の確率で呑みに行っちゃうので、写真を整理する時間が取れないのが最大の悩み。「呑みに行くなよ、マメにやれよ」というツッコミはさておき。"撮って出し"をすることは常套手段です。

撮って出しに欠かせないツールが、Eye-Fiカード。
お手持ちのデジカメで撮影した写真を、Wi-Fi経由でスマートフォンに取り込めるSDカードです。

最近では他メーカーでも同様のSDカードが販売されているようですが、なんだかんだでEye-Fiを使い続けています。Wi-Fi機能が備え付けられているボディが普及したら、一体どうなるのかとヒヤヒヤですけどね。

僕が選ぶ。個人的最強布陣。

ボディ、レンズ、Eye-Fiカード。

これらのセットは試合観戦の上では欠かせません。たまに充電容量がイマイチの状態で球場へ脚を運ぶと、それはまた凹んでしまいますね(笑)

プロ野球開幕まであと100日ちょっと。

イーグルスの公式サイトによれば、プロ野球の来季開幕までは100日ちょっとのようです。100日ってあっという間なんですよね。ホント早い。

このタイミングから3ヶ月ちょっと前なんて、9月頭ぐらいでしょうか。色々と悩んでた時期ですな…。オフの過ごし方に悩んでいるプロ野球ファンは沢山いるかと思われますが、写真撮影に触れ、極めることも良いのかもしれません。日常生活の中にも被写体は沢山あります。

猫とか。

つば九郎とか。

街に行けば何かあります。来季に向けた自主トレと思えばいいんです!

プロ野球の写真好きには悪い人はいないと思うんだ。

主題について最後に書き、締めに移りたいと思います。

大変唐突な告白になりますが、僕は人間観察が下手くそ。ホントに下手くそ。人間観察が得意な方は羨ましく感じます。なので「下手だから下手で終わってしまうのはどうなんだと」と思うようになり、人間をよく観察しないとな…と最近の生活で深く感じていました。

選手・コーチほかプロ野球に携わる方々の表情や動きを写真撮影を通じて洞察する機会が増えたここ最近。人間観察のテクニックが次第に上手くなった?と感じるようになりました。

完璧にできるわけではありませんが、できないレベルからは脱せたような気がしています。客観的に言われたら、うーん。それまでなんですがね…(苦笑)

プロ野球の写真撮影を通じて、様々な切り口や角度で選手やコーチの動きを楽しめるようになりました。しぐさ、指導法など、これまで気づかなかった部分にも注目できるようになったのは大きな発見でした。

カメラのファインダーを覗き、シャッターを切り、一枚の写真が生まれる以上の収穫でしょう。

このような光景を例に挙げたいです。

頼れる兄貴分・岩崎達郎さんと期待の若手・中川大志くんが、スワローズの人気者・つば九郎と何の会話を交わしているのか。

ホークスの鳥越裕介コーチと、対戦相手の銀次さんは何を考え、グータッチに至ったのか…などなど。

メディアであまり取り上げられないような「リアルな一瞬」を切り抜き、今後も試合撮影を通じて発信していきたいと思っています。

プロ野球の試合撮影が好きな人に悪い人はいないと思うよ、うん。

ホッテントリーメーカーを活用し、この記事を書いてみましたが、なんとなくタイトル通りにまとまったような気がします。

今後も写真を撮り続けて、全国・全世界の人々にプロ野球におけるリアルな一瞬を発信していきたいですね。

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