VTuberにハマって8ヶ月間における心境の移り変わり
VTuberと六原小森さんにハマってから8ヶ月弱経ちました。
一時期は特に異常な熱中度でいわゆるガチ恋ともいえるフェーズも経験しましたが、今は自分なりのペースで楽しむスタイルを確立し、安定期と言える時期になったと思えます。
このような心境に至るまでの経過について、備忘録を兼ねて振り返ってみます。
いわゆる推し活をしている方にも「こういう気持ちになることがあるのか」「こういうファンがいるのか」など参考にしてもらえれば幸いです。
VTuberにハマったキッカケ:ゲーム実況から入り、雑談配信の面白さに気付く
自分はもともとハマろうと思ってVTuberにハマったわけではありませんでした。
フロム信者としてエルデンリングやアーマードコア6の攻略動画をYouTubeで漁っていると、キーワードでオススメ欄に挙がってくるフロムゲー実況。それが、VTuberのゲーム実況配信でした。
最初にがっつり見たのが、一条梨々華社長のアーマードコア6配信。
いや、見た目=Live2Dモデルが可愛いすぎたのよ。月ノ美兎さんが出たときに少し齧って以降はVTuber界隈をマジで見てない人間だったので、2Dモデルがここまで進化していることに驚愕しました。
もともとギャルゲーにハマりまくっていた二次元オタク。ビジュアルにハマらない理由がない。
そしてビジュアル以上に驚いたのは「雑談スキルの高さ」でした。
ゲーム実況の他にも何か動画出してないかな?と再生リストなどを見ていると挙がってくるのは「雑談配信」というコンテンツ。
通勤中や晩酌中のBGM代わりに流すのに丁度良く、特に声優ラジオを聞いていた世代だったので、その流れでVTuberもラジオ企画してないかな?と「VTuber_ラジオ」と検索したことが運命の分かれ道でした。
そこで検索にヒットしてしまったのです、FM6haraが…
1ヶ月目:模索期
FM6haraを聞き始めてまず驚愕したのが、VTuberにコメントを読んでもらえるという環境でした。
それまで見ていた大手のYouTuberや企業VTuberはコメント欄なんて爆速で流れるので、読まれないのが大前提。
しかし個人VTuberなら話は別。コメントが読まれてリアクションを返してもらえる=VTuberとコミュニケーションを取れるということ。
しばらくはもちろんROM専でした。しかし読んでもらえると分かれば、初見コメントを打ってしまうのが人のサガ。また、他のリスナーのコメントを見ているとVごとに固有のスタンプが見受けられるんですね。これがメンバーシップ特典か! 即日登録しました。
最初が六原小森さんっていうのがまたマズすぎた。この人、個人Vなのにコンテンツ量が異常すぎるんよ。アーカイブを追い始めても全然追い切れない。そのうえ常に週3~4日配信してる。そりゃもうどハマりよ。
そもそもVTuberという文化について何も知らなかったので、そこから調べ始めた時期でもありました。
2~6カ月目:過熱期
長い時間の動画・配信、またSNSを通して配信者と時間を共にしていると「愛着」が生まれてきます。情が移る。ファンになる。これがVTuberに限らずYouTuberの人気の肝ですよね。
ここで自分のオタクとしてのポリシーである「良いコンテンツには対価を払わなければならない」という思想が完全に噛み合いました。
メンバーシップは一番上のプランに加入、スパチャは投げるしファンアートはskebで頼む。このために仕事で稼いできた甲斐があった。
とはいえ、既婚・子持ちの一家の柱が趣味に使える金額をちょっと超えて、さすがにヤベえとなりましたが。
また、推しの良さを広めるための宣伝=布教活動にも熱を入れたくなりました。これほどの優良コンテンツが埋もれたままでいいはずがない。
note開始はこれがキッカケ。絵は描けないので、文章を書くしかねえと。
他にもXでのリポスト・いいね・返信は欠かせない。YouTubeのSEO向上のためライブ配信・動画投稿には欠かさず張り付いて再生時間を稼ぐとともに、コメントも欠かせない。
これをしばらく睡眠時間削って続けてました。ペース配分など全く考えていなかった。推しの配信はだいたい深夜2~3時に及ぶので、翌日の仕事が手に付かないこともしばしば(ちょうど暇な時期だったので出来たことでもあったが…
で、ここまで過熱してると厄介リスナー化もしてくるわけです。すなわち「自分はこんなに貢献しているのに、推しはそれに見合った度合いで接してくれていないのではないか」という自分本位な思考がよぎってくる。
こういう思考の傾向になると危険信号。独りよがりもいいところで、自分で勝手にしてる期待を相手に押し付けてるだけ。リスナーは所詮リスナーでしかない。
そのため、あくまでリスナーとしての距離感を保つための術を学習し始めました。
厄介リスナーや反転アンチにならないための心得が書いてあり、ガチ恋でなくても「熱中度」と言い換えることで他の物事にもそのまま当てはめれる指標が提示されており、参考になりました。
具体的な対策としては、自分の場合はとにかくいったん離れることでした。単純に身体的・精神的な疲れや飽きが問題だった。
ライブ配信追うのを数日やめたり、見るにしてもコメント・スパチャを控えたり。
↓この時期、新衣装目標企画が終わって、いったん落ち着いたと思う。
7ヶ月目以降:安定期
過熱期を経て、自分がnote・Xで布教できる範囲や貢献できる限度を体感・把握したことで、無理なく推せるペース配分を覚えました。
なにより重要なのは「ゆるく、長く」続けることだという境地にも至りました。もともと自分は一度仕事のしすぎで軽いうつになった経験から、この思考がひとつの真理だと身に染みている。継続することが一番重要。
久しぶりに無理したせいか、実際に病気にかかったりもしました。これが根本的な原因かは分かりませんが、ひとつの要因ではあった。
皆さんもとにかく無理はしないようお気を付けて…
「ゆるく、長く」というのはモチベーションのためでもあります。
”VTuberリスナーの寿命は3ヶ月”という説がある。これは結構的を得ているとは思っていて、VTuberに限らず大抵のコンテンツは3ヶ月もすれば流石に飽きる。どんなに美味しいステーキも毎日食べれば飽きる。気に入ったゲームでも3ヶ月もやれば1~2周クリアして一段落付いてしまう。
そのうえで続けるためのポイントは、過熱しすぎないことと、能動的に活動すること。
自分のVTuberに対するスタンスの場合、配信をただ見るというインプットだけでは続けづらい。体力的にも配信を全部追いかけるのは厳しいし、そこまでするとモチベも擦り減ってしまう。
能動的な活動=配信でのコメントやSNSでの交流などの"アウトプット"や、グッズを集める"コレクション"。色々な角度で注力したほうがモチベを保ちやすい。
例えばこのようなグッズ収集もしましたが、自分にとっては別に過熱してない平常運転でした。
なんとか安定期にもっていけたからこそ自然に出来たとは思う。そうでなかったら単にグッズ複数買いだけして満足して、その山に埋もれてただけだったかも。
これから
3ヶ月の節目を越えられれば長続きする、という傾向もまた感じてます。
ゲームの例でいえば、3ヶ月以上ハマったエルデンリングはやり続けてもうすぐ3年にもなる。
六原小森さんを追いかけたりVTuber界隈を広く浅く眺めたりするのも、ここまで来たらもはや習慣・生活の一部といえる定着度になった感がある。
このペースを維持して、とにかく「ゆるく、長く」をモットーに楽しんでいきたいものです。
六原小森さんもいつも「無理せず」と言ってくれるのが、気が向いたときに配信見てみようと思えるポイントなのでした。