見出し画像

【いまさら】リボ払いはなぜ危険なのか

リボ払いの危険性

リボ払い(リボルビング払い)は、一見便利な支払い方法に思えますが、その仕組みとリスクを理解していないと、大きな経済的な負担を抱えることになりかねません。ここでは、リボ払いの仕組みやその危険性について分かりやすく説明します。

リボ払いって何?

リボ払いは、クレジットカードなどで購入した商品の支払いを、月々定額で返済できる仕組みです。例えば、10万円の買い物をしたとしても、毎月の支払い額を5,000円や1万円などの一定額に設定することができるので、家計の負担が一時的に軽くなります。しかし、リボ払いには隠れたリスクが潜んでいます。

リボ払いの仕組みの罠

リボ払いの最大の危険は、高額な利息です。リボ払いは、残った元本に対して利息がかかります。毎月の返済額の一部が利息として充当されるため、元本がなかなか減らない仕組みになっています。

例えば、年利15%のリボ払いで10万円を5,000円ずつ返済すると、初月の利息は約1,250円です。この金額は返済額に含まれるため、実際に元本から引かれるのはわずか3,750円程度。こうしているうちに利息は積み重なり、最終的に返済が長期化し、トータルでの支払い金額が当初の購入金額を大きく超えてしまいます。

返済が長引くリスク

リボ払いを利用していると、返済が長期化しがちです。毎月の返済額が一定だと、購入した商品の代金が完全に返済されるまでに数年かかることもあります。たとえ小額の買い物でも、リボ払いの利息が加わることで支払額が増加し、負担が大きくなっていく可能性があります。

借金感覚が薄れる

リボ払いのもう一つの問題点は、「借金をしている感覚が薄れる」ことです。リボ払いは月々の返済額が一定のため、クレジットカードを利用している感覚が薄れ、無計画に買い物をしてしまいがちです。これにより、気が付けば膨大な金額のリボ払い残高を抱えることになり、返済が困難になる場合もあります。

リボ払いを使わずに計画的な支払いを

リボ払いは一時的な資金不足を補うために便利な面もありますが、長期間利用すると返済負担が増し、生活に悪影響を及ぼす可能性が高いです。特に、リボ払いの仕組みや利息について理解していない場合、意図せずに大きな借金を抱えるリスクがあります。

もし支払いが難しい場合は、できるだけ早く繰り上げ返済を検討したり、他の支払い方法(例えば、分割払いなど)を検討することが推奨されます。リボ払いの代わりに、計画的な支出を心がけることで、健全な家計管理が可能となるでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?