【レビュー】映画『ゆるキャン△』は働くすべての人に観てほしい最高傑作だった!
「社会人って大変だよな!だけど、大人になることだって捨てたもんじゃないんだぜ!」
ということで、2022年7月1日(金)より絶賛放映中の映画『ゆるキャン△』を観てきました。
あまりのリアリティやノスタルジー感から終始ちょっと泣きそう状態で観ており涙腺崩壊一歩手前でしたが、本当にエモすぎて共感指数がバグりそうでした。
先に結論からお伝えすると「ゆるキャン好きなら絶対観たほうがいい!」と断言出来るレベルで最高だったので、観てない人は今すぐ劇場の予約をしてください!ほら早く!最高のノスタルジー体験はすぐそこですよ!
※本記事ではネタバレになるようなことは極力避けています。
映画『ゆるキャン△』は野クルメンバーのその後を描いた物語
今回の映画はTVシリーズから約10年後を描いた物語となります。みんなそれぞれ社会人となり、働く場所も住む場所も異なって散り散りになっている中でひょんなことから地元の山梨でキャンプ場を一緒に作ることになるのが物語の始まり。
学生時代に仲良く過ごしていても10年経ち、大人になるに連れて次第に連絡が億劫になり疎遠となってしまうなんていう「社会人・大人あるある」をしっかりと体現しながらも、やっぱり実際に会うと童心に戻ってしまう。そんなノスタルジーもしっかりと感じられました。
「10年も経ってゆるキャンらしさはないんじゃないの?」とファンだからこそ思うかもしれません。ただ、個人の感想でいうと全くといっていいほどそんなことはなく、そこには紛れもない「ゆるキャン」がありました。
ゆるキャン(社会人版)でありながらも不快感が一切ない最高の仕上がりなので、そのあたりを心配していた人も安心して観てほしい。
社会人だからこそ感じる悩みや葛藤
社会人として働いている人ならば誰しも一度は考えたことのある「この仕事は世の中にどんな影響を与えているのだろうか」ということを想起させられるシーンが作中でも何度か登場し、そんなシーンを見るたびに「こういう時期あるよなあ・・・・」って共感指数をえぐられます。
名古屋の出版社で働くリン、東京のアウトドアショップで働くなでしこ。それぞれが仕事をしている中で自分たちのやっていることがお客さんたちにどんな影響を与えて、どうすれば楽しんでもらえるのか、そんな社会人なら当たり前にやらなければいけないことの大変さとふとした瞬間の喜びがたくさん詰まっています。
そして、その悩みを野クルメンバーたちと一緒に乗り越えていく姿をみて「明日も少し仕事頑張ってみようかな」という気持ちにさせられるのがオタク。SHIROBAKOでも似たような感情になりましたが、今作品も同様に観ることでやる気バロメーターがグングンと上昇してモチベーションを上げてくれるような効果がありました。
「いま」だからできること
学生時代とは異なり、使えるお金も増えて出来ることの幅は大きく広がったはず。だけど、なんとなく感じるそこはかとない孤独感や寂しさ。
ただ、色んなことにチャレンジして楽しむだけだったポジションから自分達が様々なお客さんを楽しませるというポジションに変化する中で「何をしてあげるのが一番最適なのか」ということを深く考え成長していく野クルメンバーとその周りでフォローしている人たちの優しさに終始で尊さを感じまくっていました。
確かに学生時代とは異なり、立場も違えば感じ方も違う。でも、そんな「いま」だからこそ出来ることを模索して楽しみ、乗り越えていくシーンの一つ一つに「ゆるキャンらしさ」を感じ、クスッとしてしまう。それこそがまさに「ゆるキャン」を体現している証拠でした。
まとめ
ゆるキャン△(社会人編)はここにあり!
TVシリーズとは違ってゆるーい雰囲気がずっと続いているというわけではありませんが、笑いあり涙あり感動ありのゆるキャン(社会人編)が確かにここにはありました!
100%余すことなく楽しむのであればTVシリーズも視聴した上で映画を観るべきではありますが、社会人がキャンプ場を作るという設定だけ見れば完全新規の人でも楽しめる作品になっているので、気になっている人はぜひ劇場に足を運んでみてください。
かくいう私も少なくともあと1回は視聴したいと思いますし、いまからBDになって自宅でも見れるようになることが楽しみです。
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