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【12,000字超】新環境Neoほうせきさがし型リザードン徹底解説【固定観念を吹きとばせ】
はじめに
ポケカ大好きVtuberの赤羽アオバと申します!
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リザードンというポケモンが大好きで
黒炎の支配者発売以来
一貫して数々のリザードンデッキを握り続けて
早1年半が経ちました。
先日はピジョット型リザードンの解説記事を書きまして、
ありがたいことに大変ご好評をいただいております。
お読みいただいた皆様、本当にありがとうございます!
今回は新レギュレーションにおいてFレギュ落ちの影響が少なく
大会入賞リストも増えている
ほうせきさがし型リザードン(宝石リザードン)
について解説しました!
事故率の高いデッキとも言われていますが、
「本当に事故率が高いの?」
「どうすれば安定させながら戦えるの?」
という疑問に答えられる内容になっています。
ぜひご一読ください!
宝石型、本当に勝てるの?
本当に勝てるの?と言っていますが、
シティ優勝・入賞が出ている以上勝てるデッキには違いありません。
まず、よくある宝石型リザードンのリストはこちら。
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宝石型リザードンを使ったことのある方なら経験があると思うのですが、
このデッキを一言でいうと
「回れば強いが序盤の安定感に欠ける」
です。
そりゃトレーナーズ確定2枚サーチが弱いわけありません。
ヨルノズクから連鎖的にやりたい放題できることもざらにあります。
が、この確定サーチに辿り着くまでには
初動にかかる比重がとても重く、
スピンロトムが出せない
≒ホーホーが並ばない
テラスタルポケモンを2ターン目までに準備できない
≒宝石探しが使えない
ナンジャモでヨルノズクが流される
など、序盤ゲームを進行するにあたって
越えなくてはいけないハードルがいくつもあります。
しかも恐ろしいことにこのハードルでコケた場合
ゲームにならずに負ける可能性が爆増します。
スボミーで止められてドラパルトやサザンドラが
にっこりしながら蹂躙してきます。
上記のリストを元に、初動でスピンロトムとテラパゴスが出せる確率を求めてみます。
(いい感じの初手率計算機 https://zk-phi.github.io/handanalyze/ さんを使わせていただきました)
先攻1ターン目のトップドロー込み8枚に
スピンロトムとテラパゴス両方に繋がるカードがある確率
・スピンロトムとテラパゴスが1枚以上ずつある
・スピンロトムとネストボールが1枚以上ずつある
・スピンロトムとハイパーボールが1枚以上ずつある
・スピンロトムとテラスタルオーブが1枚以上ずつある
・テラパゴスとネストボールが1枚以上ずつある
・テラパゴスとハイパーボールが1枚以上ずつある
・テラパゴスとなかよしポフィンが1枚以上ずつある
・ネストボールが2枚以上ある
・ネストボールとハイパーボールが1枚以上ずつある
・ネストボールとなかよしポフィンが1枚以上ずつある
・ネストボールとテラスタルオーブが1枚以上ずつある
・ハイパーボールが2枚以上ある
・ハイパーボールとなかよしポフィンが1枚以上ずつある
・ハイパーボールとテラスタルオーブが1枚以上ずつある
・なかよしポフィンとテラスタルオーブが1枚以上ずつある
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64.21%の確率で先攻1ターン目にスピンロトムとテラパゴス両方を盤面に出すことができます。
裏を返せば3試合に1回(35.79%)は初動でスピンロトムとテラパゴスが並びません。
先攻2ターン目のトップドロー、引き直し分の追加ドローやホーホー・ヨルノズクのセットが手札にある、後攻1ターン目にナンジャモや博士の研究などのドローに繋がるカードを引いている場合などを考慮していないため、もう少し確率は上がるでしょう。
加えてスピンロトムとテラパゴスをおけて手札にヨルノズクをキープできても後1ナンジャモでヨルノズクが流されることも考慮しなくてはいけません。
スピンロトムかテラパゴスが準備できないことを事故と定義すると、
事故率3割は果たして許容できる範囲でしょうか?つのドリルが当たる確率ですよ?
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シティリーグの予選6試合を考慮すると、
1度も事故なくゲーム準備ができるのはたったの7.01%。
6試合で
1回事故る確率が23.44%
2回以上事故る確率が69.55%
つまり7割程度の確率で2試合事故負けリスクを抱えます。
もちろん相手も事故ったり、
初動事故がカバーできて逆転勝ちできたりと、
ポケカは数字通りにはいきません。
事故負け敗退する可能性があるデッキだということは
折り込み済で臨まなければなりません。
ここまで悲観的な話をしていましたが、
あくまでスピンロトムとテラパゴスが並ばない時が上記の確率です。
ホーホーが最初からいっぱい手札にあったり、
テラパゴスとホーホーを置けて、次のターンナンジャモからヨルノズク引いてくるだったり、
ヒトカゲとアメとリザードンのセットを持っていたり、
というのは考慮していないので完全な事故負けというのはもう少し低確率となります。
では少し視点を変えてみましょう。
そもそも、なぜスピンロトムとテラパゴスが揃わないと事故要因となってしまうのでしょうか?
スピンロトムがないとホーホーが並ばない
=ポケモンの展開ができない
テラパゴスがいないとほうせきさがしできない
=アタッカーが準備できない、リザードンが着地しない
↑これらができない時に限ってスボミーでグッズロックされる
上記に加えて「初動でポケモンが並ばない時にテラパゴスの火力が出ない」という問題が発生します。
テラパゴスの魅力としては無色2エネで先攻2ターン目に最大240ダメージを出しながら相手のたねexポケモンを突破できることにあります。
(先攻2ターン目のリザードンは大抵180ダメージor210ダメージなので、序盤はテラパゴスかスピンロトムで攻撃したい)
しかしながらベンチにポケモンが並ばない、
大空洞を剥がされてベンチが5体に絞られる
などが起きると途端に最大打点150と非力になってしまうポケモンでもあります。
さらに付け加えるならば、ダブルターボエネルギーがFレギュ落ちによって使用不可に。
先攻2ターン目にテラパゴスを動かしたい場合はより先攻1ターン目にテラパゴス手貼りするか2ターン目にリザードンに進化することが求められるようになりました。
ここで言いたいことは
「スピンロトムとテラパゴス、そして大空洞に依存しすぎてないか?」
ということ。
今回提案するリストでは
テラスタルポケモンを置いてほうせきさがしできる確率を上げる
スピンロトムに触れる可能性を上げる/出せなくてもゲームができる
グッズロックされてもポケモンの展開に繋げられる
大空洞が割られた時にも満足に戦える
ドラパルトに蹂躙されにくい、メタビート相手に詰まない
これらを意識した結果、
環境デッキに対して通りのいいあのカードを採用し、
苦手な対面が発生しにくいデッキが産まれました!
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これでも低いと言われればそうですが…
有料部分に行く前に
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ここまでお読みいただきありがとうございます!
これより先は有料記事とさせていただきます。
有料部分では…
・従来の宝石型の弱点を解消するリストの紹介
・テラパゴス依存を解消するあのカードとは…!?
・新弾環境デッキとの対面ごとの立ち回りについて
を解説しています!
ご興味がありましたらぜひご一読ください!
(返金可能に設定してありますので、お気に召さなければご対応ください)
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