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島根に行ってきた話 1日目 玉造温泉
島根…特に出雲大社にはかねてから行きたいと思っていたのですが、今年、いつになく自分の中で旅行熱と神社巡りの熱が高まっているのもあり、ついに実行に移すことにしました…!
せっかく行くなら新米もおいしく紅葉も見頃になっていそうな11月…旅行支援もあるだろうし連休を使ってゆっくり行こうと4泊5日の旅程を組みました。その一日目のお話です。
東京から島根まで、移動方法の第一候補はサンライズ出雲で、一応予約チャレンジをしてみたのですが、往路も復路も取れないですね…いやはや…
取れないものは仕方ないので、貯まっていたJALマイルを消費して飛行機を利用することにしたのですが、一ヶ月前だと既に早い時間の便はほぼほぼ埋まっていたので14時15分に羽田を発ち、15時40分に出雲へ着くという便を利用することにしました。
定刻通りに行けば16時30分には玉造温泉の姫神広場に到着することができるので、出雲玉作資料館や玉作湯神社に行ってその後食事をするという、遅めの到着の割には欲張りな予定を立てていたのですが…。しかし、実際には飛行機の出発が遅れ、その影響で出雲空港から玉造温泉へのバスに乗れず、仕方がないので空港からバスで松江へ出て、さらにそこからたまたま目に入った玉造温泉行きの路線バスに飛び乗ってしまったため、玉造温泉へ到着したのは18時近い時間でした。よく考えたら松江から電車のほうが早く到着できたかもしれない…。人生で乗る予定の飛行機が遅れたのが初めてだったので、これはこれでいい経験をしたなと思いつつ。
玉造温泉への到着が遅くなってしまったので、宿へ荷物を置いてすぐに食事へ行くことにしました。玉造温泉は本当に温泉地!という感じで、旅館はたくさんあるのですが、飲食店は少ないようです。Google Mapで適当に見つけた良さそうなお店へ行くことにしました。
地元の人で賑わうお店のようだったので早い時間に伺ったのですが、そのおかげで奥の座敷に地元の団体さんがいただけであとはガラガラでした。遠慮なくカウンター席の隅っこに陣取らせていただきます。目の前にはおいしそうなおでんの詰まった鍋が良い香りと湯気を漂わせており、初手はこれ以外にないでしょう、という気持ちになってしまったので、おでんとビールで始めることにしました。
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大根あたりの定番を後にしようと思っていたら食べ損ねました。おでんはどれもとても美味しかったのですが、特に厚揚げが今まで食べた中でもトップクラスの美味しさでした。ふわっふわで…!
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鯖の塩辛という珍しいものがあったので注文してみたらビールがさくっと消えてしまったので、お次は日本酒です。私は日本酒が好きなので、旅先では必ずその土地のお酒を飲むことにしています。ここで選んだのは簸上清酒さんの「純米吟醸 七冠馬 一番人気」というお酒です。確か前に、ウマ娘のシンボリルドルフデザインラベルの限定酒を出してたのがここだった気がする…と思って注文してみたのですが、とても美味しかったです!お店のお父さんもこのお酒が一番うまいとおっしゃっていて、私も気に入ってしまったので二杯も飲んでしまいました。次の日があるので日本酒は一杯だけにしておこうと思っていたんですけどね…!
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海産物がおいしいみたいなので、おすすめホワイトボードから何か…と思い、セコガニと黄ガナを注文。どちらも初めて聞く食材だったので、お店のお母さんに説明していただいたのですが、すっかり忘れてしまいました…。どちらも大変美味しかったですが!カニは味噌と卵がたくさん詰まっていて、それがお酒にとても合うし、黄ガナのお造りは見た目に反して身はそこまで硬くなく、クセもなく、蛋白過ぎず旨味があるといった感じ。こちらも大変お酒にあいました。
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せっかく島根に来たのでのどぐろが食べたい…ホワイトボードにはのどぐろの焼いたのと煮たのがあって、焼いたのが食べたかったのですが、そちらは早々に売り切れてしまったようだったので煮たほうを注文してみました。煮魚というと、醤油と砂糖とみりんで煮付けた味も色も濃いもののイメージが強かったのですが、ここの煮付けは煮汁の色が薄く、味も甘さが控えめで大変美味しかったです…!
本当はのどぐろでおしまいにしようと思っていたのですが、カウンターで隣の席に来た常連さんたちが「ここの焼き飯はおいしい」「焼き飯は絶対食べる」と言っているのを聞いてどうしても食べたくなってしまい…焼き飯も注文してしまいました…。この日はまともに食事してなかったし次の日は一日運動する予定なので今夜は食べすぎても問題ないの!と自分に言い訳をしながらいただきましたが、本当においしかったです。食べてよかった!ここはランチ営業もしていて、昼でも夜でも定食系のメニューもあったりするのですが、焼き飯やラーメンもおいしいみたいです。次に来る機会があれば、ラーメン食べてみたいな…
食事とお酒を堪能した後は、一度宿に戻って浴衣に着替え、下駄をお借りして再度外出です。玉造温泉街の中心には川が流れているのですが、その川のほとりに足湯が設置されていて、無料で利用することができるのです。
食事に行くためにこの川沿いを歩いて行ったのですが、夕闇の中、部活帰りの男子学生の集団がジャージ姿で足湯に浸かっていたり、かと思えば高校生くらいのカップルがふたりきりで別の足湯に浸かっていたりして、大変エモい光景を目にすることができました。青春の1ページに足湯があるの、なんかいい…。観光客だけでなく、地元の人にも利用されているのは素晴らしいですね。
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11月も下旬に入った夜はさすがにちょっとだけ寒かったですが、足湯はとても気持ちよかったです。川沿いの他には、玉姫広場にも無料の足湯があります。川沿いの足湯はちょっと浅めで、もっと深くてもいいのになと思わなくもなかったですが、広場の方はどうなんだろう…他の人が入っているのを見る感じ、川沿いの足湯よりは深さがありそうな感じがしましたが…次の機会には広場の方の足湯も利用してみたいです。
この日は玉造温泉の翠鳩の巣さんに宿泊しました。
おそらくは古い旅館をリノベーションしてゲストハウスにした、という感じでしょうか。モダンとレトロが同居している良いお宿でした。
客室はベッドのみの簡易個室から通常の旅館のような和室まで幅広くあるようです。私は今回、和室ベッドのお部屋に泊まりました。
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表面はきれいにリフォームされていますが、建物そのものは古い木造建築のようで、隣の部屋の物音や話し声が多少聞こえたりします。私は就寝時用に耳栓を持ち歩いているし、そこまで気にならないので問題なしです。部屋のドアのロックはドアノブのボタンを押して扉を閉めるとカギがかかる古いタイプで、慣れるまで多少戸惑いましたが、慣れてしまえばこれはこれで便利です。
ロビーは広くてキレイなフリースペースになっており、ソファーやテーブルが多数設置されていて、くつろいだり、他の人と交流したり、電源があって作業したりできるようになっています。
ロビーにいる人を見る感じ、若い女性の一人旅や、二人組が多い印象でした。確かにお値段もお手頃で、おしゃれにリノベされていて、温泉にも入れて、女性が選びやすそうなお宿です。
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実際に遊べるみたいでした
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温泉はこのご時世で定員が3名ということもあり、ピークの時間には順番待ちの人でロビーが多少混雑していましたが、ピークを少し外したらあっという間に空きまして、一人でのんびりと浸かることができました。浴室は小さく、年季の入っている雰囲気でしたがきれいに清掃されており、気持ちよく温泉を堪能できます。温泉のことはあんまりよくわからないのですが、源泉かけ流しで、泉質も良いのではないかな…朝晩と浸かって、お肌の調子がとても良かったです。
おいしい食事とお酒と、良い温泉を堪能できて、一泊二日にも満たない短時間の滞在でしたが、玉造温泉に来て本当に良かったなと思いました。願わくば次の機会には、もっとゆっくり滞在したいです。
二日目へ続く。
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