総合型選抜(AO入試)の面接でのNGワード7選《対処方法も有り》
あれは雨が降る春先の頃でした。スーツを見にまとった私は会社のHPを再度確認し、面接の待合室で待っていました。
「◯◯さんどうぞ〜」
名前を呼ばれた私は元気よく返事をして面接部屋に入りました。面接部屋には、私ともう一人学生がいて、いわゆるプチ集団面接でした。
「では、◯◯さんの志望動機を教えてください」
その問いに私は簡潔に、かつ明確な理由を解答しました(自分目線ではいい解答だったと思います)
「なるほど、ありがとうございます。
それでは××さん、お願いします」
そう言われて私の隣に座っていた学生は意気揚々と20分ほど語り始めました。
……そうです、20分です。2分の間違いではありません。誤字なんてするわけないです(あったら教えてください汗)
まぁ、控えめに言って長すぎます。
ちなみに面接時間は2人合わせて30分なので、次の質問をされて面接時間が終わりました。
正直手応えなんてものはなかったです。だって2問しか答えていないのですから。
結果はどうだったか。
合格しました。
それはそれでなんでやねん、って感じですが、おそらく少ない質問でも的確に答えられていたから合格できたのだと思います。
さて、長々と身の上話をしましたが、私が伝えたいのは『端的に相手の求めていることに関して解答するようにしよう』ということです。
じゃあどう解答するのが正解なの?
そう疑問に思う方はいらっしゃることでしょう。
結論から言うと面接の答え方に正解はありませんが、不正解はあります。
ここでは、総合型選抜(AO入試)の面接でやってはいけないことを紹介しつつ、対処法も伝授していきます。
面接が控えている高校3年生はもちろん、高校1年生・高校2年生も来年に向けてこの記事をぜひ見てください。
面接を受けるお子様をお持ちの保護者の方がご覧の場合は、お子様と共有していただけると良いのではないでしょうか。
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◯NGワード1:志望理由の丸暗記
面接の際に入念に準備をすることはとても大切ですが、自己アピールやその大学を志望した理由など想定される質問に対して考えた答えを丸暗記するのはやめましょう。
用意してきた「セリフ」が思い出せず、言葉に詰まってしまうと思い出すのに必死になってしまいます。
何人も面接している面接官には、考えてきたことに頼りながら話しているということはバレてしまいます。そして思い出すことに必死になっていると、せっかく考えた内容にも心がこもりません。
対処法:ワードで覚えるのがおすすめ
文章をしっかりと考えられていても、実際にはその通りに話せることは少ないです。話したい内容のキーワードを決めて、ワードを覚えておくようにすると良いでしょう。
◯NGワード2:強みを理解していない
総合型選抜(AO入試)は大学の求める学生像とマッチする人を合格するための試験です。自分の強みが理解できていないと、大学の求めることと自分がマッチしている点を正確に伝えられません。
強みがわかりにくくても、自分がダメだと思っていたり、直したいと思っているような「弱み」が裏を返せば「強み」にもなります。強みについて考え抜いても、どうしても思い浮かばない時は弱みから考えてみると良いです。
対処法:しっかりと自己分析、他己分析を
強みを理解できていない原因は自己分析が足りていないことにあります。「自己分析」では過去に経験したことから自分が感じたことや考えたこと、得たものを振り返りましょう。
自己分析だけでは難しい時は親や友人など周りの人に自分のことを聞いてみる「他者分析」もおすすめです。
◯NGワード3:私すごいですアピール
面接で話せるような何かを行ったり、経験したりしたことに自信のある人はついつい結果だけを面接で話してしまいがちです。話せることがあるのはとても素晴らしいですが、大切なのはその結果に至った過程にあります。
単なる「アピール」になってしまわないように気をつけましょう。
対処法:過程や将来どう活かすを伝える、アドミッション・ポリシーにマッチしていることを伝える
何も考えずに結果が出せたわけではなく、必ずあなた自身が何かを考えながら行動していたはずです。その時に考えたことなどを話せるように、振り返ってみたりまとめてたりしてみると良いです。また大学での過ごし方にどのようにして活かすのか、自分の経験がどういった部分でアドミッション・ポリシーに繋がっているかまで伝えるようにしましょう。
◯NGワード4:やってきたことと
やりたいことに繋げられていない
実績として語ることと、やりたいことに繋がりが見られないと面接では良い印象になりません。話の中に矛盾が生じてしまうからです。
仮に実績とやりたいことのジャンルが離れていたとしても、共通点や繋げて話せる一面を見つけて伝えられるようにしましょう。
対処法:最終目標を決めておこう
将来でやりたいことや、大学で取り組みたいことなど最終目標を決めておきます。過去に取り組んだことや実績を得た中で、経験した考え方、持っている力をその最終目標に繋げられるようにしておくと良いです。
◯NGワード5:やる気は負けません!
面接の場で話せるエピソードがないと、とにかくやる気があるということを伝えてしまいがちです。やる気は大切なものですが、具体的なことが話せずに「人一倍やる気はあるので」としか話せないと合格からは遠のいていきます。
対処法:具体的なストーリーを出す
実際に「やる気」を出して取り組んでいるストーリーを用意しましょう。分かりやすい結果がなくても、どのように物事に取り組んでいるのかが伝われば、面接官にもやる気があるということがちゃんと伝わります。
◯NGワード6:親・先生に薦められたと言う
親や先生が「この大学はあなたに合うと思うよ」と勧めてくれることもあるでしょう。総合型選抜では生徒が本当にその大学で学びたいと思っているのかどうかが重要視されます。
合格を目指すのであれば、正直に勧められたというのではなく、大学を決めたのは自分自身であると伝えることが大切です。
対処法:自分主体で動こう
本気で受かりたいろ思っている人は、実際に大学に足を運んでみたり、授業体験をしたり、教授の話を聞いたりといった行動に移す人が多いです。大学としても主体的に志望していない人よりも、志望度の高さが伝わる人を合格させたいと考えます。
ネットだけの情報に頼らず実際に大学へ足を運んで、雰囲気などを感じることをおすすめします。
◯NGワード7:勉強が嫌いだから
勉強が嫌いな人も少なくありません。だからと行って勉強が嫌いだから総合型選抜を選んだと伝えてしまっては面接官への印象は悪くなります。
そもそも総合型選抜では全く学力が必要ではない、という入試方式ではありません。しっかりと知識なども見られています。
対処法:自分の実績を活かせると思ったからと伝える
勉強が嫌いだから総合型選抜を選んだ、ではなく自分の実績を大学での学びに活かせると考えているということを伝えるようにしましょう。自己分析や志望する大学について調べることができていれば、伝えられるポイントも増えて行
まとめ
総合型選抜(AO入試)の面接でのNGワードについてまとめましたが、みなさんは面接の練習をする時や面接本番で上記のことは言わない・しないようにしましょう。
もしかしたらこの記事を読んで「自分の面接は大丈夫だろうか…」そんな不安に駆られた人もいるかもしれません。
そんな方はその不安な気持ちを一度、AOIの無料相談で吐き出しませんか?きっとあなたの悩みが解決できるはずです!