いまランニングをする意味
コロナ禍の中を生き抜くために、ランニングは欠かせないと思っている。
新型コロナウイルスの感染拡大によって緊急事態宣言が発令されてから
もうすぐ1ヶ月。外出自粛や「STAY HOME」などが呼びかけられた。薄々覚悟はしていたが、緊急事態宣言の延長が濃厚となり、家から出ることを自粛する生活が続きそうだ。
今年の4月から新社会人になったが、すぐにリモートに切り替わった。
イメージしていた新社会人生活とはほど遠い日々を過ごしている。
テレビのワイドショーを見て、
「自分も特集されている人のようになったらどうしよう‥」
不安に駆られることが多くあった。必要以上にネガティブな気持ちにもなった。(テレビワイドショーは必要以上に視聴者を煽ってくると気づき、見る機会がほぼなくなった。情報はラジオやネットのニュースサイトから得るように切り替えた)
自宅でリモートワークをこなしながら、ネガティブな気持ちと戦う生活に滅入っていた。
何かストレス解消となるものを見つけないと大変なことになると思い、
ランニングを始めた。
緊急事態宣言が発令された当初、ランニングに関してこのように言われていた。
新型インフルエンザ等緊急事態宣言が出されると外出できなくなりますか?都道府県知事により外出自粛要請がなされた場合であっても、医療機関への通院、生活必需品の買い物、必要不可欠な職場への出勤、健康維持のための散歩やジョギングなど生活の維持に必要な場合には外出できます。
FNN PRIME online「「緊急事態宣言」が出されたら…都市封鎖はされる?外出はOK?【内閣官房のサイトでQ&A】」より引用
「ランニングは問題ないのね」と分かり、朝ランを始めた。
そして朝ランを継続するためにルールを決めた。
①朝起きてから1時間後に走り出す
(体を目覚めさせ、準備体操や水分補給を念入りに行うため)
②初めの1kmはゆっくりなペースで
(Nike Run Clubの大迫傑選手のアドバイス)
③最低30分は歩かずに走りきる
(30分走ることで3km以上走ることが出来る)
④朝ラン後はすぐにシャワーを浴びてストレッチ
(汗を流し、疲れを残さないように)
このルールを元に行っていたが、4月中旬頃からランニング・ジョギングに関する注意事項が追加された。
Q.散歩やジョギングをするとき、必ずマスクを着けなければいけないで
しょうか?
A.他の人がいるところでは着けましょう。
運動中は吐く息の量が増えてきます。タバコの煙をイメージすると分かりやすいですが、吐いた煙は周りに広がりますよね。走ったり歩いたりして吐いた息は、周囲にいるランナーや歩いている人が吸い込む可能性があります。コロナウイルスに感染しても無症状の人は多く、当人も気づかないまま歩いたり、走ったりしているケースは否めません。感染予防対策の点から言えば、マスクで口や鼻を覆ってランニングやウォーキングをした方が無難だと言えます。息を弾ませたランナーがマスクも着けずに、息をハァハァさせながら、高齢者や子どもの脇を通り過ぎていくといった状況は避ける必要があります。ただし、明らかに周囲に人がいない場合には、マスクを着ける必要はありません。
sportsnavi「コロナ禍の散歩やランニング、注意点は?やりすぎは
リスクも……専門家が解説」より引用
無症状、感染予防など注意喚起を受け、マスクを付けて走っている。
(すぐに息が上がるが、心肺機能を高めるためだとポジティブに捉えて実行している)
ランニングやジョギングを行う人に対する世の中の風当たりは強い。様々な意見を見て、生きづらさを感じることも多い。ただランニングを行うことで見えてくるものもある。
ランニングは自分と向き合う貴重な時間になる
走っている時間は正直暇だ。音楽を聴きながら走ることは出来るが、スマホを注視して操作することは難しい。景色も家の近所など見慣れた場合が多い。こうなると自然に自分と向き合う時間になる。
「しんどいな」「疲れたな」「歩こうかな」「あと何分走れば終わりかな」
と自分の感情に気づくことが出来る。そんな自分と向き合うため、
もう1人の自分が登場する。
「しんどいな、疲れたと思ったところから粘れるかが勝負だ」
「歩かずに30分走りきると決めた。自分で決めたことくらい守ろうよ」
もう1人の自分は甘えたい自分を律する先生のような存在だ。日常生活だとなかなか登場してくれない先生だが、ランニングの時にはすぐに登場する。この先生とバチバチに向き合いながら走っていると、あるときから
無になる瞬間が訪れる。
息は上がっているが体は自然と動く。何も考えず走る道をまっすぐ見る。この瞬間がとても心地よく感じるが、毎回感じられるものではない。体の調子が良い時だけらしいだと最近気づいた。
ネガティブから少しずつポジティブへ
ノルマを達成し、ランニングを終えた時には自然とストレスやネガティブな感情はない。自分と向き合って自分に勝ったというポジティブな気持ちになる。この成功体験を続けるために、毎週努力することで習慣化する。一ヶ月続けられた場合、月の走行距離という目に見える結果として表れる。コツコツ頑張ることが出来たという自信を得ることが出来る。ここまでくれば、日常生活で現われたネガティブな気持ちと戦ってくれるポジティブな自分が登場し、ネガティブな自分を少しずつ変えてくれる。結果的に、ランニングが運動不足解消以上に良い影響を自分自身に与えてくれると実感している。
外出自粛の中、ランニングをすることはリスクを伴うが、自宅にいてネガティブになってしまったり、感情のコントロールが難しくなってしまうのなら、ランニングをすることをおすすめする。
(ランニングをする際は、ソーシャルディスタンスや感染予防をしっかりと行って、他人に迷惑をかけずにコロナと向き合っていきましょう。)