あなたの愚痴なんて聞きたくない
ノートPCの真裏で、猫がとち狂っています。
猛烈なローリングをかましております。
画面の端っこをガジガジしてきます。
猫科の猛追が凄まじいです。
誰か助けて下さい。
——猫嵐が猛威を振るう——
Aoと申します。猫たちの嵐が過ぎ去るまで辛抱しましょう。
何か訴えたいことでもあるのでしょうか。
実態調査のためコーヒーボトルをマイクに見立てて突撃取材を決行しましたが、興奮が冷め止んでしまったのか、観葉植物をガジガジするだけでした。
マタタビを与えた記憶はございません。
単なる愚痴だったら勘弁してほしいです。
聞いたところで解決できないんで。
人の愚痴でさえNo, thanksと返したいくらいです。
大人しく寝ていなさい。
——さあ本題に入りましょう——
内容が薄れるともったいないので、さっさとタイトルに触れましょう。
タイトル通り、そのままの意味です。
どこへ行っても愚痴を言う人は絶えないものです。
友人、身内、はたまたあなた自身が愚痴りやすいのかもしれません。
彼らは話し出すとなかなか終わらず、着地点が有耶無耶なまま時間だけがすぎていくものです。
どうしても溜め込むわけにはいかず、ガス抜きをしないと破裂しそうな人もいるため一概には言えませんが。
あの時間ってなんなのでしょうね。
——私はというと——
普段から愚痴をこぼすどころか、心の中で感じる事さえもない身です。
イライラしたところで仕方ないので、次どうするかを考えるタイプです。
抱え込み続けることがストレスになりそうなので、一応心がけて行動しています。
持ち続ける労力を考えても、どうも割に合わない気がするんです。
単に私が冷めているだけの気もしますが。
——聞いた先に——
不満をぶちまけられたところで何もできません。
「解決方法を一緒に探してほしい」的なことを言われればまだいいんです。
でもそんなことないんですよね。
とりあえず最後まで聞くんですが、出てくるものは文字通り愚痴ばかり。
聞き役を確保してただひたすら喋る。
喋り終わった先にあるものは、得られたかわからない共感と、喋ったとて残る不満、相手によってはモヤモヤを与えてしまうこともあります。
聞き役が得られること、してあげられることが特にないです。
——私に共感を求めたってあかんのよ——
メディア等のやり方として、視聴者や傍聴者に対して不安や不満を煽ることがあります。
SNSにより各々が個人メディアとなり、募った想いを発信したり対象にぶつける環境も揃っています。
私的にはその時点でOUT。
それによる成長や学びなんて特になく、先の通りモヤモヤが苛立ちが溜まるだけな気がしてならないのです。
愚痴を言ってくる人に対して、「じゃああなたがやれば?」「実際に聞いてみたら?」と問いかけてみると、返ってくる答えは「いや、別に...」「そういうわけじゃないけど...」といった曖昧なもの。
やっぱり解決を求めてないため、本意ではない私の時間は削られます。
むしろ嫌な気持ちにさせられることが一番嫌です。
強制的に抱え込まされることだけは勘弁してほしいですね。
ストレス回避のためならとことん保険をかけておきますよ私。
——窓口は終日閉業とさせていただきます——
といった理由で私は愚痴を受け付けないようにしています。
過去数人に聞いた結果、特に意味はないなと判断しました。
どうか他所でやって下さい。
その間に、別ルートでその問題を解決できるような存在になれるよう頑張りますので。
普通に面白い話ができるよう、やれることを模索して参ります。
それではまた、