クラスメートを見捨てた話
※文が長くなります。ご了承ください。
※親御さんへ向けて、伝えたいことを最後の方に書かせていただきます。
今朝の9時半すぎにスマホに緊急速報が大きなアラートと共に流れてきました。
その音にちょっとびっくりして起きたのですが、似た時刻にアラーム設定をしていたので、起こされ方が特殊なだけでした。
その後、この男は再び床につきました。
体たらくな人間の証明終わり(Q.E.D.)
——夏休み到来——
Aoと申します。
もうすぐ7月が終わります。いつもこのくらいの時期になると、1年の折り返しだなぁと感じてしまいます。
なぜ時期感覚が1ヶ月ずれてしまったのでしょうか。
小学生の頃からの夏休み到来が今頃なので、狂ったのはそのせいだと言い訳しておきます。
他の学校ではすでに夏休みが始まっているようです。
が、例年より2週間ほどでしょうか?学校によっては短縮されているようです。
小さい頃の私なら文句を垂れてますね。
ふと、小学生の頃を思い出してみました。
今日は、そんなお話......
——かつての遊び場——
学校終わりに一度帰宅し、公園にみんなで集まって遊ぶことが日常でした。
あくまでリーダー格が遊ぶ場所を決めて人が集うやり方で、私はいつもその参加側でした。
当時は8〜15人程がよく集まる面子だったと記憶しています。
当然、人数によって遊びの種類が変わります。
先にクラス内で人を募り、数を把握していました。
——その子が来た——
確か小2の時。
校区内の公園で遊んでいたある日、A君がやってきました。
呼んでいなかった子です。
というのもそのA君。学年の中では常にハブられる存在でした。
私の学年では暴行や物を捨てられるといった、Theいじめはなかったのですが、代わりに剃りが合わない子は鬱陶しい目で見られる対象となっていたのです。
あくまで、度合いの違い。
私も「なんだこいつ?」と感じることはありましたが、それよりも周りの態度の方が酷かったな、という印象でした。
A君がクラスに入ってくると、遊びの件を知られないようにヒソヒソ声で喋る始末。
しかし所詮は小学生。詰めが甘いなんてよくあることで、A君には聞こえていたようです。
そうして、私達が遊ぶ公園までやってきました。
——A君を見捨てた——
場にいる人間は嫌だったのでしょう、即座に私の家に行こうと言い出しました。
A君も「俺も行きたい」と言ってきます。
私としては、別に問題ないと思い「じゃあ、うちで遊ぶか」と伝えました。
我が家へ向かう準備をしていた時、周りの人間が私にしか聞こえない声で、
「あいつ嫌だから連れていくな」
そう言ってきたのです。
当時の私は、みんなが嫌なら連れていけないと考え、A君に
「やっぱり、遊べないわ」
とその場で伝え、本人を置いて家へと向かいました。
A君としては納得なんていくはずがありません。
私達の集団が去った後、遅れて私の家にやってきました。
そして私に猛抗議。
理由を説明しろ、と。当たり前です。
私には、釈明ができませんでした。
先刻、私が見捨てたのですから。
......時は流れ小6。
ひどい扱いを受けた生徒の集まりがあり、そこに私も参加していました。
した側の人も数名読んでいたと思います。
私が受けたことについては、いつか改めて書くので省略します。
その会で、私がA君にしたことの話になりました。
当時いた面子の1人が話し出し、負い目を感じていた私は、A君にその場で謝罪しました。
——家庭を持つ親御さんへ——
小さいうちは、物事の判断がうまくつきません。
何を楽しいと感じるか、共感できるかが人によって様々です。
そこから、ハブられている子(もしくはいじめられている子)はどうしても出てきます。
そして、
かつての私のように、その子を助けられたかもしれないのに間違った判断をして、結果傷つける子がいます。
助けたくても周囲のことがあり、一歩を踏み出せない子もいるでしょう。
あなたの子に、手を差し伸べてあげることの大切さと勇気をちゃんと教えてあげて下さい。
虐げられている子を、救ってあげるために。
結果的に我が子が標的になった時は、全力で守ってあげて下さい。
私が中学の時、あのA君が同級生に対し、重傷になりかねない怪我を負わせる事態が発生しました。
小2の時の私の行動で、もしかしたらこの事態を止められていたかもしれません。
今でも、私は責任を感じています。
少し重い内容でしたが、家庭を持つ親御さんの参考になれば幸いです。
それではまた、