2024年8月月報
お疲れ様です、あおです。
8月の月報になります。
§広重展
あべのハルカス美術館で開催された『広重ー摺の極みー』を観に行きました。
言わずと知れた有名な浮世絵師、歌川広重の作品展。
今見てもキレキレの色彩感覚や画面構成で思わず「悔しい…!!」と思ってしまった。多分現代で画家をしていても大人気作家になってたんじゃないかとすら思わされる、そんな作品たちだった。
広重と言えば「プルシアンブルーと紅の共演、藍で紅の筋雲を挟む構成」がアイコンだと思う。
画面を大胆に大木で遮り、近くに人々を描くことで大きさにリアリティを持たせたダイナミックさを表す方法とか
三つとも「満月が浮かぶ夜の道中」を描いた作品なのに、それぞれ違う演出で、しかもそれぞれ「映え」てるのがすごい。
遠方をあえて輪郭をぼかしたり、並木も遠近をしっかりきかせたりと、遠近法をガッチリ踏まえてるので画面の中の立体感がえげつなかった。
東海道五拾三次絵で大人気売れっ子になり、次々ヒットも出す一方で「プルシアンブルーと紅色の色彩、大胆な画面構成」が自身の作品のアイコンとなったことで、逆に何を描いても同じに見えてしまう「自己模倣」に苛まれ、それを打破するために新しい手法にもチャレンジしていったそう。
こんなにハッキリ実力もあるプロでもそういう悩みはつきものなんだ、と思うのと同時にそこで「自己模倣から脱する為のトライが出来るところ」が成長しつづけた所以なんだとも思った。
逸れるけど展示会の説明文を読んでいると日本語と英文で両方書かれてて、「独特な情緒」は「ユニーク・エモーション」と訳されてたのが、なんか良いね👍ってなった。
§買ったものと手放したもの
服は長年愛用してきた夏のロングスカートがいい加減限界を迎えてきたので3着手放し、ユニクロから2着お迎えしました。
夏はやっぱり機能性重視!暑い格好は無理!
夏服は割と好みがハッキリしていて、今の夏服が一軍みたいな感じなので今はいわゆる蜜月期です。