柔術家・大賀幹夫先生。
題名の通り、今回は「柔術家・大賀幹夫先生」について少しお話しようと思います。
特定の指導者や選手について言及するのは初めてのことだと思います。
先日、大賀先生が出版された「柔術上達論」という柔術(寝技)の技術書をAmazonで事前予約し読んでみました。
正直に言うと購入当初は、特に大賀先生のファンでもなかったですし、元々寝技の技術書は誰が書いたものであっても「寝技の教養」という意味で購入していたので今回もその一環でした。
しかし、読んでみたら考え方において共感できる点がとても多かったです。
あまり深く内容に触れるわけにはいかないので、私の感想を中心に述べながら大賀先生の魅力を伝えていきたいと思います。
勝つためにやるということ
大賀先生はある人からの「何のために柔術をやるのか」という問いに対して「勝つためにやる」と答えています。
この点は私も「何のために柔道を教えるか」「何のために柔術をやるか」というものに対して「勝たせるため」や「勝つため」と答えていますし、本気でそう思っています。
競技としてやるからには負けたくないと思ってやるのは当然のことだと思いますが、中には競技としてではないほかの目的で柔術をやっている人もいるのかもしれませんが、柔術選手としての私はその段階にはありません。
大賀先生は著書を通じて「勝つための方法論」を示しています。
勝つために柔術をやっているという選手はとても参考になるのではないでしょうか。
理論的に戦う
「誰に対しても自分のやりたいことができるわけではない」という前提に立って、その前提がある上でどのようにしたら結果的に勝つことがきるのか、理論に基づいた技術を解説しています。
具体的な技術に関しては、実際に購読してくださいというしかないのですが、説明している技術の量はとてつもない量になっています。
私の意見を挟ませてもらうと、たくさんの技術を習得することよりもいくつかの技術を自分で選んでそこから枝分かれさせていったほうが良いと思います。
大賀先生の技術書は私にとって「技のカタログ」なのです。
自分が今持っている技との継続性を踏まえて考えるようにしています。
本当であれば、もう少し書きたいことがあったのですが書いているうちに買って読んでもらった方が早いと思いました。
なので今回はこの辺にしておこうと思います。
知らないよりは知っていた方がいい。
そんな思いで、私は様々な技術書を読み漁るようにしています。