境界のないアート「teamLab Borderless」
平成30年7月21日(土)
平成最後の夏を人生最高の夏に。
突然ですが、みなさんは究極のエンタテイメントと聞いて何を思い浮かべますか?
エンタテイメントというと映画や音楽、舞台やテレビ、テーマパークなど様々なものがあります。
そんな中で、現在最も究極のエンタテイメントに近い存在のひとつにチームラボがあります。
【チームラボ】
アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、デザイン、そして自然界の交差点を模索している、学際的なウルトラテクノロジスト集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。(「チームラボ公式サイト」より)
僕は2年前、日本テレビの「アナザースカイ」という番組をきっかけにチームラボの代表を務める猪子寿之さんの存在を知り、シンガポールにある「FUTURE WORLD」というサイエンスミュージアムを訪れました。
初めての海外で、初めてのデジタルアートを体感して、自分の人生の何かが動き出したような気がしました。
僕の人生に何かしらのきっかけを与えてくれたのがチームラボだったのかもしれません。
そんなチームラボが今年の夏、東京お台場に新たなデジタルアートミュージアム「teamLab Borderless」をオープンしたということで、早速参加してきました!
コンセプトはその名の通り“Borderless”。
森ビル株式会社とタッグを組んで10,000㎡の広大な空間に世界初公開作品を含む約50作品を展示しているのです。
今回はその内容を紹介したいと思います!
Wander, Explore and Discover
さまよい 探索し 発見する
ミュージアムはこの言葉から始まります。
中の構造は特に道順が決められているわけでなく、真っ暗な空間を自由に動きまわることができます。迷路のように複雑で、映像が常に変化しているので、まさにさまよっているような感覚になりました。
また、各エリアがそれぞれ全く違ったデジタルアートで構成されており、次はどんなエリアなんだろうとワクワクしながら探索することができます。
ミュージアム内は全部で5つの世界から構成されています。
・Borderless World
・TeamLab Athletics
・学ぶ!未来の遊園地
・ランプの森
・En Tea House
① Borderless World
‘borderless’の名の通りいくつもの作品が境界のない1つの空間に展開され、それぞれが移動や変化を繰り返しています。
1階の中央には滝と花の作品!
人を避けて水が流れて行く様は何とも不思議でした。
【Wander through the Crystal World】
人気の光の作品ですね。
アプリと連動していて作品を自分の手で変化させることができるのもデジタルアートならではの特徴です。
個人的にハマった作品。
和楽器を演奏する2足歩行の動物達が透明のスクリーンに何層にもなって映し出されています。
とてつもなく不気味だったのですが、アニメの中に迷い込んだかのような感覚になりました。
光によって立体空間を映し出す作品。
僕は今回この作品が1番楽しみでした。
光だけで、目に見えない立体物を生み出すこの作品は、ずっと見ていても飽きませんでした。
②TeamLab Athletics
2階に上がると[運動の森]が待ち構えています。
サンダルやヒールの方はここでレンタルシューズを借りることができます。無料です。
運動の森というだけあって、トランポリンや滑り台、ボルダリングなどの体を動かす作品が多くありました。
全てデジタルと融合していて、新感覚のアスレチックです。
③学ぶ!未来の遊園地
【Sketch Aquarium】
これは実はシンガポールの常設展でもあったのですが、自分で書いた絵が足元に映像となって現れるという作品です。
トカゲ、カエル、蝶々、花などといった中から選んで絵が描けます。
子供たちに大人気の作品ですね。
その他にも
【裏返った世界の、つながる!巨大ブロックの街】という子供たちがブロックを使って乗り物を動かすことができる作品や、赤ちゃん専用のエリアがありました。
④ランプの森
まるでラプンツェルの世界に迷い込んだかのような、インスタグラムで話題の人気作品。人との距離に応じて、光り方や色が変わります。
人気故に並ばないと入れない作品となっているのでタイミングを見計らって行きましょう。
⑤En Tea House
施設内には喫茶スペースがありました。
中は和!といった雰囲気。
ちょっと休憩したい方には最適の場所ですね。
子供にとっては勉強の場所として
大人にとっては芸術の場所として
様々な角度から楽しむことができるミュージアムでした。
中はとても暗いので迷子にならないように、落し物をしないように気をつけてくださいね。
森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス
MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless
所在地:東京都江東区青海1-3-8(お台場パレットタウン)
休館日:第2・第4火曜日
料金:一般/高・大学生3,200円(※6月21日~7月31日までは2,400円)子ども(4歳~中学生)1,000円
写真では伝えきれない魅力がたくさん詰まった空間なので、興味のある方は是非自分の目で耳で体で体感しに行ってみてください!