シャバいこと言ってないで"好き"を語ろう。
こんにちは。
僕は櫻坂46が好きで、よく推しに関する記事を書いています。
そうやって日々自分なりの推し活を楽しんでいるのですが、なんだか最近自分や自分の贔屓を上げるために他を下げる言動をするのがよく目についてしまいます。
自分の好きな物や人がいて、それを誰かに伝えたい、他の人にも好きになって欲しいと思った時にその魅力を表現することに一生懸命になればいいのに、どうして近しい別の存在や、自分が気に食わない相手を引き合いに出すのでしょうか。
他をマイナスに落とすことによって、それと比べられた対象がプラスに見えるでしょうか。
僕はそうは思わないです。
少なくともゼロベースから上ることはなく、下手すればその人の言葉によって本来持ち上げようとしていた対象すらもマイナスに映ることもあります。
例えば仕事や私生活にも同じことが言えます。
A社とB社に同じ内容で依頼事をした際にそれぞれの営業マンが下記のようなことを言っていたらどちらに仕事を頼みたいですか?どちらが信頼できますか?
A社営業「B社の商品は◯◯が全然ダメです。他のお客さんからの評判もよくありません。うちの会社に任せてください!」
B社営業「A社の商品は◯◯な点ではとても優れていると思いますが、うちとしては別の△△な強みがあってお客様の今回の相談にはとてもマッチしていると思います!ぜひお任せください!」
僕だったらB社を選びます。
少し極端かもしれませんが、まず受け取る際の印象として柔らかさを感じるのと、相手の良さも理解をしながら、それに対する魅力を語れるのがより響いてくるように思います。
そんなふうに、嫌いやマイナスをわざわざ表現したり、人の揚げ足を取ったりするのが僕はあまり好きになれないんです。
先日、悲しい出来事がありました。
SNSでフォローし合って、同じ推しメンについての投稿によく"いいね"を押し合っている人がいました。
直接やり取りをしたのはほんの2、3回で、イベント会場で会ったりしたわけでもありません。
なんとなく学生さんなのかなくらいで、正直性別も、本当はどんな人なのかもよく分からないような関係性です。
内容をはっきりとは言えませんが、そのFFさんには推し活の中で自分なりの主張があって、よくそれをSNSでも表現していました。
僕はその内容自体には正直、賛成も反対もなくて
あーそういう考えもあるか、ぐらいだったんですが別にマイナスや人を傷付ける内容ではなかったので、しっかりと自分の思いがあること自体は好意的に受け止めて"いいね"も押していました。
それが先日、その主張がよくないピックアップのされ方をしてしまい少し燃えてしまいました。
そのFFさんの伝え方も、もしかしたらちょっと当たりが強い部分があったのかもしれません。
ただ、引用で晒し上げられたり、なかにはFFさんの過去の投稿をわざわざ遡って矛盾を見つけてスクショして批判するような人もいて、とても可哀想でした。
そこまでする必要あったんでしょうか?というかあまりにも暇すぎませんか?その人たち。
結果的にそのFFさんはアカウントを削除するという決断に至りました。
その時のFFさんの感情は正直わかりません。
悲しい気持ちだったのか。
批判した人に怒っていたのか。
もしかしたら全然気にしてなくてへっちゃらだったかもしれません。
アカウントを削除するという投稿に対して僕はコメントを入れました。
"自分の主張がちゃんとあって僕は好きでした。"
その人はこう返してくれました。
"好きって言ってもらえて嬉しいです。"
翌朝、そのアカウントは消えていました。
何度も言いますけど、別に会ったこともないです。友達でもありません。
ただ推しメンが同じだっただけです。
そんな人はたくさんいます。
32歳の会社員と、おそらく20歳くらい(それすら定かではない)の学生さんです。
普通に生きていたら交わることもありません。
もし会っても仲良くはならなかったかもしれません。
泣きもしませんし、批判してた人にいまさら怒りも無いけれど、ただ僕は悲しかったです。
同じ"好き"や感動を共有した大事な仲間を失った気分でした。
その人だって推し活自体をやめたわけではないだろうから、またどこかの会場で知らないうちにすれ違うことだってあるかもしれません。
最後に好きを伝えられて、それが届いたことだけは良かったと思っています。
元気にファンを続けてくれていたら嬉しいです。
僕が"好き"を語ったり、人の"好き"を聴くのが好きなのは以前からそうです。
でも今回のことや、ここ最近のSNSの強めな投稿を見ていると、よりそれをみんなに意識して欲しいなと思うんです。
気に入らないこと、批判したいこと、間違いを笑いたいこと、僕だってゼロではありません。
ただそれを言葉で表現する意味があるのか考えれば、すぐに答えはでます。
それを言われた本人、その人の家族、ファン、傷つく人、嫌な気持ちになる人がたくさんいることは容易に想像がつきます。
自分のストレス解消?そういう考え方もあるのかもしれないけど、そんなの豊かじゃないです。
一瞬だけの快楽だと思います。
そんなことより自分の"好き"を語りませんか?
かわいい!!かっこいい!!やばいっ!!
ありきたりな言葉だって良いと思うし、自分だけの視点とか角度が見つかって、自分なりの言葉で表現できたとき、推しのことをもっともっと好きになれると思います。
自分が属する界隈がそんな前向きな言葉で溢れていってくれたら嬉しいです。
"好き"という言葉や気持ちは必ず届くし、嫌な気持ちになる人はいないと思います。
僕自身も次の記事からはまた違う自分の好きなことを表現していきたいと思います。
だらだらとごめんなさい。
お読み頂きありがとうございました。