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「宇宙」をタロットで解説する-タロット「#21.The Universe」の教え

「宇宙銀行」って何?

𝕏のトレンドで「宇宙銀行」と入ってることがある。
その銀行について、タロットの「宇宙」の意味を踏まえて𝕏でまとめてみた。


カードで読み解く宇宙とは?

「#21.The Universe」のカードから、宇宙について解説する。

#21.The Universe
  • このカードはメジャーアルカナの最後のカードであり、最初のカードである「#0.The Fool」を完成させる役割を持つ。
    The Foolに対応するヘブライ文字は「アレフ(始まり)」で、The Universeは「タウ(終わり)」である。

  • 四隅に配置されているケルビム(人間・獅子・雄牛・鷲)は時代の移り変わりを示す。これは何かが終わる時、それは同時に新しい始まりを意味する。このサイクルは永遠に続く。

  • カードの全体の構図が目の形をしていることは、無限の創造と再生の起源を象徴している。この形は全ての始まりと終わりは「無」から来ていて、「無」が広がって全てを含むことを示している。

  • 上の方にある輝く眼はイェソド(月の力)から放射される光。イェソドは生命の木の基盤として働き、常に新しい生命やエネルギーを生み出し続ける力を表す。

𝕏の投稿の中の「宇宙とは、無限のサイクルで様々な要素が一体になって時間と空間を超えて絶えず変化し再生し続ける領域。」
とは上記のことである。


「#0.The Fool」と「#21.The Universe」の関係

「#0.The Fool」は「宇宙ができる前に、その元になる土台を作った存在」である。全ての存在の根源だ。

「#21.The Universe」は「#0.The Fool」が起こしたことの完成を表す。
そしてそれまでの経験や学びを統合し、新たなサイクルの始まりを準備する。

「#0.The Fool」から「#21.The Universe」への旅は、終わりと始まりの「無限のサイクル」を意味している。
終わりが来るたびにまた新たな始まりが訪れ、このサイクルは永遠に繰り返される。


「無」には全てがある

宇宙の始まりと終わりは「無」から来ている。
一番最初の「無」は完全な虚無だが、サイクルを重ねるたびに経験や現象が無に吸収され、それが次のサイクルの基盤を作る。

こうして「無」は虚無から「すべてを内包するもの」へ変化していく。

例えば、ここに何も書かれていない真っ白な紙がある。
この状態が「無」である。
その紙にメモを書き、消して、再び書き込んだりする。
このプロセスを繰り返していくことでこの紙はただの白紙ではなく、過去のメモや経験の痕跡を含む「全てを内包するもの」に変わる。

だから「無」は全ての要素(物質・時間・経験・現象など全て)を含んでいると考える。


宇宙は絶え間なく変化している

イェソド(月の力)は、常に生命の木の基盤として働いている。
ここでは霊的エネルギーが集まり整理され、次の段階である物質界へ移行する前の重要な基盤である。

このプロセスで人間はエゴを「仮面」で隠し、潜在的なエネルギーを秩序に基づいて管理している。

例えば、職場や学校で見せる表情や行動は本来の自分を隠す「仮面」である。
「仮面」というフィルターを通して、エネルギーは現実世界に具現化される準備が整う。
そうすることで自分の本心や感情をコントロールし、適切な表情や行動をとることで、周囲との関係を秩序立てて保つことができる。

この調和したエネルギーの流れは、宇宙全体が常に新しい形で現れ続けること示している。


宇宙猫みたいな気持ちになってきたからまとめ

「#21.The Universe」は、宇宙の無限のサイクルと絶え間ない変化、再生の象徴だ。
このカードは全ての経験や学びを統合し、新たな始まりを示す。
宇宙が常に新しい形で現れ続けるように、イェソド(月の力)は生命の木の基盤として霊的エネルギーを整理し、次の物質界への移行を準備する。

「#0.The Fool」から始まる旅が「#21.The Universe」で完成するように、全ての始まりと終わりは「無」から来ており、この「無」は全てを内包している。
宇宙の絶え間ない変化と再生のサイクルは、常に新しい形で現れ続ける。

この内容を踏まえて宇宙とは
「無限のサイクルで様々な要素が一体になって時間と空間を超えて絶えず変化し再生し続ける領域。」
であると思う。

ただしイェソドのエネルギーが本質を隠す「仮面」なら、この宇宙は「幻想」か「夢」なのかもしれない。


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