見出し画像

大学受験に合格する志望理由の書き方

最近、高校時の後輩に連絡を受け、総合型入試に関するアドバイスをしています。このことをもっと広く伝えて役に立てればと思い、記事にすることにしました。

総合型入試は、単なる学力試験では評価しきれない、受験生の多様な資質を総合的に判断する選抜方式です。その中心となるのが、志望理由書の作成です。志望理由書は、大学への熱意と適性を文章で表現する重要な書類です。

私は、受験生時代に総合型入試を経験し、上智大学法学部に合格しました。その後は、同じ総合型入試の塾でアドバイザーとして、多くの受験生の志望理由書添削に携わってきました。さらに、二次の小論文審査を経て、キーエンス財団の給付型奨学金も受給しています。自身の受験経験と塾講師としての実績から、志望理由書作成の極意を紹介できると考えています。

この記事では、志望理由書を書くにあたって重要な点をきちんと拾うために細かくパートごとを例に沿って説明します。また、改善点のある志望理由書を用いて具体的に比較していきます。志望理由書は書かなければいけないことが決まっており、独自のやり方では不十分です。この記事のポイントを押さえるだけで十分な志望理由が書けるはずです。ぜひこの記事を惜しみなく利用して、合格の足掛かりにして下さい。


本題に入ります。
まず、志望理由の書き方構成について知りましょう。全てこのように書かなければならないというわけではありませんが、基本的に7つのパートに細分化できます。この順序で書くと説得力のある文章が書きやすくなるということです。
1.導入
2.きっかけ
3.問題提起
4.現状分析
5.原因分析
6.解決策
7.学び

このフォーマットに沿って基本的には書いていきます。
ひとまず、実際に私が上智大学に提出したものを参考に、志望理由がどのように構成されるのか全体像を把握しましょう!
(個人情報が含まれるため、一部表現を省略・変更しています。また、引用元の関係から、ここからの記事に制限をかけています。絶対に価値があるのでぜひ最後まで読んでいただければと思います!)

実際の志望理由書(例)

ここから先は

10,240字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?