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インスタで多くを書き綴らないワケ

本当は文章を書くのが好き。頭の中にどんどん湧いて溢れてくる。インスタに書き綴れる人を心底尊敬する。それが私には出来ない。

それは単純に、私が文章を推敲できないから。練っては書き直し、練っては書き直し、挙句の果てには全て文を消して、投稿を辞めてしまう。

やっとの思いで投稿しても、2行で終えてしまったり。簡単なレビューは書けるけど、想いはどうにも綴れない。なぜそこまで練ろうとするのか、なにをそこまでカッコつけたがるのか。それは単純で、結局のところ、ずっとカッコつけていたい相手と未だ繋がっているからなのだと思う。

20代の、着飾って、プライドを高くもって、全ては晒さないで、ってカッコつけてた時代に知り合った、あれやこれやの人たちに対して、未だ自分がカッコつけてて、まだそれを打ち砕きたくないだけ。文を綴って、私という人間の中身を、決して悟られたくない相手がまだそこにいるのだ。

連絡を取り合ったりは決してしないけど、未だ相手を大事に思い、思い出も大事にしまい、不本意にも繋がってしまっている。ケンカ別れでもしたのなら、あえて繋がろうとしなかっただろう。でも、円満にサヨナラをして私が関西を出て、「フォロー」「フォロワー」というSNSで未だ繋がっている。言葉にしてしまえば、今は、たったそれだけの関係なんだけどね。

でも、自分がそこにカッコつけて、多くを綴ろうとしないことに不満はない。他で綴りたければ綴ればよいのだから。インスタが私にとっては、ただのお気に入りの写真を並べたいだけの場所で、情報を収集したいだけの場所だから。用途と手段は自分で選択しても、何も悪くない。




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