フィンランド🇫🇮小学校訪問〜先生との対話編〜
こんにちは。aoです。
8月末〜フィンランドの教育視察プログラムに参加しました。
8日間のプログラムでフィンランドのプレスクール・小学校・中学校・高校・大学・ユースセンターを訪問させていただきました。
今回は、フィンランドの小学校の先生方とのお話の中で印象に残った言葉を紹介させていただきます。
「リラックスして、スマイルでいないと」
小学校の先生方に質問をさせていただく機会に恵まれました。
そこで、先生の働き方についてお話を聞かせていただきました。
訪問した小学校の先生は、午後2時40分に帰宅されていました。
(渡航前に、本で帰宅が早いという情報を得ていたものの、実際に自分の目で見るまでは信じられませんでした…!)
子どものお迎えや家族の時間のために帰宅されているというのが印象的でした。趣味も全力で楽しむそうです。
特別な理由や後ろめたさなどはなく、ごく当たり前のこととして帰宅されていました。
私が見学させていただいたフィンランドの学校では、授業が終わると児童・生徒も一斉に帰宅していました。自習や部活動で、学校に残るという慣習がないというのも大きな違いであると思いました。日本の学校の先生の働き方をお伝えすると、大変驚かれていました。
子どもと関わる上で大切なこととして、「(先生自身が)リラックスして、スマイルでいないと」ということを教えてくださいました。
リラックスした状態で教壇に立つには?
先生の言葉を一歩踏み込んで、自分なりに解釈してみました。
リラックスした状態で子供達と関わるために必要なのは「余裕」であり、
それまでの準備ではないかと思います。
私にとって最も恐ろしいことは、「準備不足のまま人前で話す」ことです。
準備不足のまま臨むと本番に力みます。人前に立つと想像以上に頭が真っ白になります。その緊張は届ける相手(生徒)にも伝わってしまいます。
リラックスして、笑顔で教壇に立つためには、
本番までの準備がいかに大切であるかということを改めて感じました。
準備とは、教材研究や授業計画はもちろん、自分の実生活で経験したこと、感じたことを伝えたり、しっかり休息をとってコンディションを整えたりすることも含まれると思います。
話は逸れてしまいますが、私は大学時代に、生き方が素敵な恩師との出会いに恵まれました。その先生のキャリアの講義は、とてもリラックスしていて、1週間の出来事からオープニングトークが始まります。一見、講義と繋がっていないようなお話が、講義の核となる部分と繋がっていくのです。
まさに仕事と仕事以外の人生が一体化していました。毎回、新しい話をしてくださるのでわくわくしながら話に引き込まれていました。
今は教える内容だけでも精一杯で、まずはそこを磨くべきだと感じています。年齢を重ねるごとに自分自身の人生を真剣に生き、引き出しをいくつも持つということを長期的な視点も大切にしたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。