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映画「Mother」を見て考える母性


映画館で観るのに間に合わなかったMother、やっと鑑賞。

観終わってすぐに、「エコノミーホテルほていや」をググってしまった。

主演は長澤まさみ。途中で夏帆が出てきたのだけれど、私はすかさず
「この人たちの服のどれがローリーズファームだろうか」ということを考えた。
多分ニットかなと思った。(わかりません)

わりと序盤でこの母親と息子が”共依存”であることに気づいた。

日常の中で、親子で共依存になってしまっているのを赤の他人の自分が気づいてしまうことがたまにある。

むしろ恋人同士の共依存のほうが気づきにくい。

きっと、親子間で起きる事象について、当の本人が疑問を持つことのほうが少ないと思う。

それは私自身と両親にも言えることで、つい最近その違和感について親子間で追及したばかりだった。

少年は母親のことが好き。

でもその母親は誰が見ても母親とは呼び難い人物だった。

この少年は、妹にも擁護の目を向け、自分の子どもかのように世話をしてかわいがる。

一見かわいそうな境遇の男の子が健気に生きているようだけど、なぜか強く共感した。

私だけなのだろうか、誰にでもあることなのだろうか、まだわからないけれど。

どれだけ辛く当たられてもお母さんのことが大好きで、自分より年下のきょうだいに対して慈愛と擁護の気持ちが溢れてしまう。

他人から見たら私とこの少年は全く違う人物像であるはずなのに、映画の最初から最後まで共感できた。

特にこの幼い妹に対する愛について、母性に近いものを感じた。

しかし彼は男だ。

”母性ってなんなんだろう”

観終わって浮かんだ疑問だった。

女である母親が持っていた母性、少年から感じた母性。

”身ごもった女に芽生えるもの”というステレオタイプの概念はもはや崩れ、より一層複雑に、多様性を”孕んでいる”気がする。

まさみ様美しかった~~~!!

阿部サダヲは「彼女がその名を知らない鳥たち」に続いて良かったです。

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