東日本旅客鉄道205系910.920.950番台 #架空の鉄道車両 #妄想の鉄道車両
JR東日本が207系900番台→205系900番台の増備改良形式として1992年、東急車輛製造(中間車の一部はJR東日本大船工場で艤装)で10両×一本が製作され松戸電車区に配属、常磐緩行線・営団地下鉄千代田線乗り入れ用に投入された。
車体構造は相模線用205系500番台を踏襲しながら
前面はJR東日本の通勤車として初めて左右非対称貫通型となり前面左側に非常用貫通扉を設置、角形の前照灯・尾灯を前面に2つ設け相模線205系500番台と相模鉄道9000系を折半したような形状である。
車体塗装は軽量ステンレス無地に側面窓下に常磐緩行線のラインカラーであるエメラルドグリーン(青緑1号)の帯を配したものとなっている。
走行機器は営団地下鉄が当時『標準車両』として提唱していた営団地下鉄南北線9000系の機構を基本にしたものと後にJR東日本の209系910番台、E255系に取り入れられる機構とJR四国8000系試作車S1編成に採用されたものを設計変更したものを採用し
各M車毎に種類やメーカーがそれぞれ異なるVVVFインバータ装置を搭載する構成となり
10クハ205-911 (Tc)(取手)
9モハ205-911 (M1)
8モハ204-911 (M'1)
7モハ205-921 (M2)
6サハ205-911 (T)
5モハ205-922 (M3)
4サハ204-921 (T')
3モハ205-912(M4)
2モハ204-912(M'4)
1クハ204-911 (Tc')(代々木上原)
となった。
主制御器・主電動機は
日立製作所製VF-HR136形(モハ205-911に1C4M×2群)+MT63A・
三菱電機製MAP-198-15V28形(モハ205-912に1C4M×2群)+MT63A・
東洋電機製造RG625-B-M形
(モハ205-921に1C4M×1群)+MT63B・
東芝製SC35形(モハ205-922に1C1M×4群)+MT63C
をそれぞれ採用した。
なおMT63A・MT63B・MT63Cの定格出力は207系900番台→205系900番台のMT63と同じく150kwであるが定格回転数などに設計変更が加えられている。
台車は207系900番台→205系900番台のDT50E/TR235F系列の改良型である
DT50EA・TR235FA(205系910・920番台)、TR235FY→DT50EY(サハ204-921→モハ205-951)を採用した。
歯車比・駆動装置はいずれも207系900番台と同じ99:14 (7.07)のTD駆動である。
サハ204-921は電装可能な構造で製造され
2003年、京葉線103系DDM試験車モハ103-502の廃車発生品である東芝製IGBT-VVVFとSEA-517形DDMを流用の上、電装しモハ205-951に形式変更し
6M4T編成から7M3T編成に変更され
10クハ205-911 (Tc)(取手)
9モハ205-911 (M1)
8モハ204-911 (M'1)
7モハ205-921 (M2)
6サハ205-911 (T)
5モハ205-922 (M3)
4モハ205-951 (M5)
3モハ205-912(M4)
2モハ204-912(M'4)
1クハ204-911 (Tc')(代々木上原・唐木田・本厚木)
となった。
運転台機器は207系900番台→205系900番台から大幅に変更され京急800・2000形や江ノ電1000・2000などと同じ右手操作式ワンハンドルマスコンを採用し
また登場当初より小田急電鉄線乗り入れ機器並びに小田急電鉄線保安装置(OM-ATS)と7M3T改造時にD-ATS-Pを新たに設置し営団地下鉄千代田線を介して小田急電鉄に貸し出され小田急電鉄線唐木田・片瀬江ノ島・小田原まで試運転を行った。