東海旅客鉄道375系特急型電車 #妄想の鉄道車両 #架空の鉄道車両
東海旅客鉄道375系特急型電車
小田急電鉄25000形NRSE車
1996年、165系電車使用により東京-静岡間を運行していた急行『東海』を御殿場線経由で小田急電鉄新宿-沼津間を結ぶ特急『あさぎり』の増発並びに静岡への運転区間延伸に伴う代替に際し各1編成ずつ製造された特急形電車である。
JR東海/東海旅客鉄道375系直流特急型電車
編成は
(新宿)クモハ375-1(Mc1)・サハ375-1(T1)・モハ375-1(M1)・サロ375-1(Tsd1・2階建てグリーン車)・モハ375-101(M2)・サハ375-101(T2)・クモハ375-101(Mc2)(沼津・静岡・浜松・名古屋・米原)
となる。
車体構造は同時期に登場した373系電車・383系電車を基本にオール軽量ステンレス車体
(先頭車前頭部のみ鋼製)となり
塗装は新幹線100系や371系電車の汲んだ流れを汲んだ意匠とし鋼製の先頭車前頭部のみ白3号を基調とし青色20号のラインを配した他はステンレス無塗装を基調に車体側面中位から客室窓直下にかけて青色20号と白3号のピンストライプの帯を配した。
走行機器は台車は373系電車と同じC-DT63(電動車)/C-TR248(付随車)を採用し2階建てグリーン車サロ375のみ設計変更したC-TR248Aを採用
主電動機は383系電車のC-MT65を設計変更し定格出力並びに定格回転数を大幅に上げたC-MT65A(定格出力200kw・歯車比5.57)を
主制御器も373系電車や383系電車と同じGTOサイリスタを用いたVVVFインバータ制御装置C-SC35形(東芝製・1C1M×4群制御)をそれぞれ採用した。
補助電源装置(SIV)は東洋電機製のC-SC36をMc1.M1.M2.Mc2に搭載。
集電装置は373系と同じシングルアーム式のC-PS27A形を
Mc1.M1.M2.Mc2に各1台搭載し
ブレーキ装置は回生/発電ブレーキ併用電気指令式ブレーキ(直通予備ブレーキ、抑速ブレーキ、勾配起動ブレーキ、応荷重装置付)を採用しT1.T2の床下にM車2両分の発電ブレーキ用抵抗器を備える。
保安装置はJR東海、小田急電鉄の走行に対応しATS-ST、OM-ATSを搭載し後にATS-PT、D-ATS-Pも搭載設置。
運転台機器の主幹制御器は371系電車と同じく右手操作式ワンハンドルマスコンを採用した。
車両走行性能は
設計最高速度:160km/h
運転最高速度:130km/h
起動加速度:3.0 km/h/s
減速度(初速100km/h)
4.0〜4.5 km/h/s
(初速60km/h)
4.5〜5.0 km/h/s
となる。
車体寸法は
全幅2900mm
全高が
Mc1.M1.M2.Mc2が4057mm
T1.T2が3940mm
TSD1が4055mm
全長が
M1.M2.T1.T2は20000mm
Mc1.Mc2.Tsd1は21600mm
である。
車内設備は371系電車から大幅に変更され車内配色や座席は383系電車のものを基本としながら暖色系の明るい内装に変更し各車1両ずつJR東海道本線や御殿場線並びに小田急電鉄線の沿線をイメージし各車毎に異なる座席色とした。
客用扉は371系のプラグドアをやめ383系電車と同じ通常構造の片開き扉を採用したが扉幅は1000mm幅とし各車に1箇所設置した。
編成は371系電車から大幅に見直されグリーン車を2階建て構造となるサロ375(Tsd1)に集約し2階客室を371系電車と同様の1人掛け+2人掛けのシートピッチ1100mmの大型リクライニングシートを配置し
階下は4人掛けコンパートメント個室を2室設置。
デッキから2階客室並びに2階客室から反対側の貫通路へはJR北海道キロ182−500と同じくスロープを設け
階下からデッキ並びに反対側の貫通路へは螺旋状の階段を設け2階席/階下双方からデッキ、反対側の貫通路へ通り抜けできる構造となっている。
車内の付帯設備はT1、M1、T2に車椅子対応洋式トイレと化粧室を設置しTsd1、M2に車内販売基地並びにサービスコーナーを設置し列車内専用の車椅子も常備し
Tsd1(2階建てグリーン車)のサービスコーナーには2階席並びに階下個室からのコールボタン表示盤を設置し各座席に6インチの液晶テレビ・読書灯やスチュワーデスのコールボタン・呼び出し灯を設置した。
7両×1本が日本車輌製造(Mc1・T1・M1)と日立製作所(Tsd1・M2)と川崎重工業(T2・Mc2)
で製造され静岡車両区に配置され
特急『あさぎり』として小田急線新宿−東海道本線静岡の運用に投入された他、『ホームライナー沼津』『ホームライナー静岡』『ホームライナー浜松』の運用や団臨で身延線や中央西線、関西本線にも入線し
2016年に車内等のリニューアル更新工事を行い
全車両の各座席に充電用コンセント、JR東海と小田急電鉄の2社のフリーWi-Fiを設置し
Tsd1車の各座席の液晶テレビを撤去し代わりに各種デジタル放送、車内販売、運転席からの展望映像などに対応したタッチパネル式の液晶モニタを2階客室の各座席並びに階下個室に設置するなどの工事を行い
小田急新宿-東海道本線静岡間の特急『あさぎり』や『ホームライナー沼津』『ホームライナー静岡』『ホームライナー浜松』などの運用に使用され続けている。