日本国有鉄道187系900・910番台直流特急型電車 (史実に計画されたものとは異なる) #妄想の鉄道車両 #架空の鉄道車両

国鉄が信越本線横川-軽井沢間/碓氷峠の自力走行特急用並びに次世代特急型電車の試作形式として分割民営化直前の昭和61~62年に7両新製投入した直流特急型電車である。

主要製造メーカーは川崎重工業・近畿車輌・日本車輌・日立製作所・アルナ工機に分けられ

編成並びに各車の製造メーカーは

クモハ187-901(Mc)-モハ186-901(M'):川崎重工業 -

モハ187-901(M)-クモハ186-901(M'c):日立製作所

(187系900番台:MM’ユニット方式)

クモハ187-911(M1c):近畿車輛 -

サロ187-911(Ts):アルナ工機 -

クモハ186-911(M'1c):日本車輌

(187系910番台:1Mユニット方式)

車体は381系電車と同じくアルミ製車体となり前面形状は分割併合を考慮しキハ183-500番台・キハ185特急型気動車の流れを汲む(酷似した)前面貫通型を採用し

車体寸法は中央本線等の低断面トンネル対応とし

全長21300mm/車体長20500mm

全幅2950mm/車体幅2900mm

全高4066/4140(パンタ含)mm/車高3650mm

とした。

車内設備は普通車はシートピッチをグリーン車並みの1160mmのリクライニングシートを配置し

グリーン車はキロ182-500番台と同様のハイデッカー構造となりラウンジとコンパートメントタイプの個室が4室設けられ

クモハ187-900/モハ187-900/クモハ187-910/サロ187-910に洋式トイレと化粧室を設置し

クモハ186-900/クモハ186-910には車販準備室

サロ187-910のラウンジにはビュッフェカウンターが設置された。

空調装置は普通車は117系電車や185系電車などに採用されたAU75系列とハイデッカーグリーン車はキロ182-500や14系寝台車と同様の集約分散式AU76型を採用し

ドアは開口幅を185系電車と同じ1000mmのものを各車両の片側一ヶ所ずつ設置した他、

走行機器は台車は205系・211系・213系電車で実績のあるDT50形台車を基本に碓氷峠走行対策並びに高速走行時対応のヨーダンパ取付準備などの設計変更を施したDT52形軽量ボルスタレス台車、主電動機は205/211/213系で実績のあるMT61/MT64に補償巻線の付加並びに最高回転数を5100rpmへ引き上げ等の設計変更を図った

MT61X(端子電圧375V•360A:900番台)

MT64X(端子電圧750V•180A:910番台)

制御機器は205/211/213系電車で採用された界磁添加励磁制御CS57/CS59に超多段式バーニア制御器を組み合わせた

CS57X(MM’ユニット方式:900番台)/CS59X(1M方式:910番台)をそれぞれ採用し

歯車比は17:82(1:4.82)

ブレーキ装置は電気指令式(回生/発電/勾配抑速/直通予備/応荷重装置/勾配起動)ブレーキに耐雪ブレーキ・電磁直通空気ブレーキ・電磁自動ブレーキを併用し設計最高速度は160km/hに設定。

合計7両全車が新前橋電車区に新製配置されJR東日本に引き継がれた後に大宮車両センターに転属し碓氷峠走行運用に使用され

北陸新幹線高崎-長野間開業により信越本線横川-軽井沢間の碓氷峠廃止後しばらく波動輸送に使われた後、リニューアル工事により車体塗装変更並びに車内設備更新並びに東武鉄道乗り入れ対応用として改造され東武線保安装置などを設置し

東武鉄道直通特急『日光』『きぬがわ』にも使用される。

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