epsode−3 光
月の光りに導かれて
追ってきたこの場所。
お月様との距離は
縮まらなかった。
あなたとの心の距離が
縮まらなかったように。
ここから見える
月の真下のネオンで
黙って背中を向けて泣いた。
『帰ろう。』
空は少し明るくなっていた
でもその日は大雨
太陽は見えなかった。
月に背を向けて帰ってきたのに
月は相変わらずで
やっぱり見上げてしまう
こんな夜も悪くない。
だけど明日は朝一番で
太陽の光を浴びよう。
太陽には『これからよろしく』
月には『ありがとう』を告げて。
月も太陽も『私の恋人。』
ー2007.10 mixi記述よりー