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離婚のこと① 何を大切にするの❔️

届書を取りに行ったのは
4年半前のことである
だいぶ前から自分の気持ちに
気づいていたのに様子を眺めていた

30歳を迎える年に出会い
適齢期だった私は川の流れに
乗ってみることにした

暮らして2年くらいの頃
喧嘩をしてコーラの入った
グラスが飛んできた
唖然としたがそういうことに
慣れて育ってしまっていた

男性は怒ると物や手が出てくる
そういう家庭環境で育ったから
そういうものなのだ
いつも怒らせた私が悪いのだ

似た環境を選んでしまったと思ったのに
いいところもあるからと言って
受け入れてしまい離れないでいた

マイナスをプラスに変換する癖
顔色を伺って気遣うことを
いつ身につけたのかわからないけれど
気疲れはしていたと思う

それでも自由気ままな自分を
ある程度自由にさせてくれて
そういう部分ではきっと
相手だって我慢したり不満に思ったり
合わせてくれてたりもあって
歩み寄りながら過ごしてきたのだろうから
夫婦の形というのは周りが理解するのは
困難だと思っている

ー幸せそうに見えないー
同棲時代に投げかけられた言葉

確かに元夫といると
私は私を偽らなければならなかった
自分らしさが半減している気がして
それが1番嫌だった

完全に見失っていたと思う
グレーでいればいい
求めている色はたぶんもっと
鮮やかだったり和むような
パステルカラーだったりするのに
そのうち私は色と心を失った

ピュアで真っ直ぐなところが
いいと言ってくれていた
本当だろうか
時に上から下を覗いて
見下しているようだった

本来の自分を取り戻したかった
それが私の決心だったと思う
時に嘘も優しさなんだと
彼に教えてもらったけれど
本当は隠さず打ち明けたいし
それが私なりの誠意と優しさでもあった

何に誠実でいたいのか考えるようになった
自分に対してもう嘘をつきたくなかった
私は私を大切にして愛情を注ぎたいと思った

大切に思いあい、笑い合って
愛情表現を素直にできる関係を求めて
一からつくりなおす選択をした

ビジネスパートナーならよかった
当時も今もそう思う
元夫は苦労人だったし、
私のように甘い人間ではなかった
ストイックで努力家

プライドも高くモラハラ気味で
あったとは思うけれど
尊敬できるところもあった
仕事については熱心でいつも
120%でという人だった
80点で合格の私とは根本的にも
違っていたのだと思う

結局のところ相性だったと思っている
そういってしまえば簡単なのかもしれない
価値観や思いが同じ人
同じベクトルで歩める人
またきっと出会うだろうから
その時には大切にできるように
大切にしてもらえるようになりたい





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