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読書『広告の会社、作りました』

中村航さんの『広告の会社、作りました』を読んだ。

あらすじは下記の通り。

突然会社の倒産を告げられ、無職になった新米デザイナーの遠山健一。安定した就職先を探していたはずが、なぜかコピーライター・天津と会社を設立することに。そんな二人の元に届いたカタログのデザインをかけた”出来レース”のコンペ。弱小会社の二人は、大企業に勝てるのか。「いい仕事」「いい会社」とは何かを問いながら、読めば仕事への熱意が漲る、お仕事エンタメ小説。巻末にテレビプロデューサー・佐久間宣行氏との対談を収録。

本のカバーより

仕事とはなにか。自分はなんのために仕事をしているのか。
社会人であれば誰しも考えたことはあると思う。

「生活していくためのお金を稼ぐため」「自分のやりたいことを体現するため」。人によって答えが千差万別だし、キャリアを重ねて変化することもある。

そういう「仕事とはなにか」という大きなテーマに向き合って考える人間が描かれている本ではあるが、非常にコミカルに書かれており、あっという間に読み切った。
むしろこの話の続きが読みたいと思うほどに面白かった。

また、自分の好きなことや得意なことを活かして働くという基本的なことや、あまり気負わずに愉快にやることの重要性を改めて気付かされた。

「仕事は愉快にやろうって。どんな仕事でも、やるからには上機嫌でやってやろうってね」

この核心をついた言葉がものすごく自分に刺さった。
上機嫌でも不機嫌でも同じ仕事なら、楽しくやってやりたい。


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