ドラマ日記『0.5の男』
WOWOWのオリジナルドラマ『0.5の男』をAmazon Prime Videoで観た。
あらすじ
感想
松田龍平演じるひきこもりの40歳男性の役がとてもリアルで、笑えるところもありつつ、誰もがそうなってしまう可能性を秘めているんだよなぁと思うと、人ごとではないなと気を引き締められた部分もあった。
日々の仕事に向き合っていると、嫌なことや関わりたくない人間関係もたくさん出てくる。
一昔前なら、「それが当たり前」「逃げるなんて甘えだ」と言われていたことも、今は「多様性」「働き方改革」というようにほぼ真逆の価値観が浸透してきている。
どっちが正しいかという二元論を語りたいわけではなく、目の前の仕事に一生懸命になっていたり、素晴らしい成果を仕事で出すことはとても素晴らしいことだと思いつつ、その先の自分の人生はどうなっていくか、どうしたいのかを忙しい中でもちゃんと考えないといけないな、と改めて思った。
基本的に人間はみんな「幸せになりたい」と思って生きているはずだと思っている。でもその『幸せ』の価値観が人によって全然違うし、年齢や時代によっても変化する。
ある方向から見るとものすごく悪に見えるものも、違う角度や立場から見ると誰かを守るために必死に戦っていたりする場合もある。
結局のところ、自分がどうしたいのかをちゃんと考えて、それに向かっていく中で、ゲームのように敵キャラが出てきたり、トラップにハマったりする。
仲間を見つけて協力して乗り越えたり、レベルアップして倒せなかった敵が倒せるようになる。
まさに人生ってRPGなのだ。
ただし、ラスボスがいるゲームとはちょっと違い、エンディングは自分でデザインできる。
どんな最期を迎えたいか。
今自分はそのゴールからするとどの辺りにいるのか。
途方もなくて想像しにくいけど、現実からは逃げられないよなぁ。
生きるって大変だ。
あと、主題歌になっている工藤祐次郎さんの『たのしいひとり』が最高だった。
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