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男性の「中年クライシス」について考えてみる
中年クライシス=ミッドライフクライシス
私も大変な時期がありました。
更年期による体調の変化、子供の巣立ち、親の介護や逝去と、
いろいろなことが重なる時期ですよね。
中年クライシスというと、男性に関しての方が、
本などでよく取り沙汰されています。
今日は男性の「中年クライシス」について書いてみたいと思います。
中年期は自律神経のバランスに気をつけよう
男性の中年期は、女性の更年期と同様、
「自律神経のバランス」に気を付ける必要がありそうです。
著者 鎌田 實
自律神経はライフステージにおいても波がある。30~50代の働き過ぎ世代では交感神経優位になりがちであり、まずは今の自分の生活を見つめ直して偏りを直していこう。よく働き、よく休む。このよく休むが大事。
ちなみに60代以降については、このように書かれています。
60代以降のリタイア世代は、副交感神経に偏りがちになる。60代になったら、むしろがんばったほうがいいかもしれない。
メリハリのある生活を意識しながら交感神経と副交感神経を上手に切り替えて生きる。これこそが中年期の生き方にとって大事なのだ。
サラリーマンの悲哀
50代の男性が社会に出てから、今に至るまで。
社会人の始まりはバブル期のころでした。
まだ日本がこれから「成長する」とみんな思っていましたよね。
それから、会社に多くの人は「居続ける」ことは出来た世代です。
恵まれた世代なのかもしれませんね。
それでも、時代の変化は激しく、
私も長く会社で働き、たくさんの男性を見る中で、
「サラリーマンの悲哀」を感じる部分はたくさんありました。
出世のできる人はごくわずかで、
40代あたりまでは良かったのでしょうけれど、
50代になると、会社の中で「居場所がない」と
感じる人も多くなるのではないでしょうか。
IT化が進み、50代はギリギリ付いて行ける(ついていかざるを得ない)世代です。
それでも、決して得意ではありませんよね。
デジタルネイティブ世代とは、やはり感覚からして違います。
そんな時代に、会社で「やりがいをもって」働き続けるのは、
なかなか難しいのではないでしょうか。
どうやって「この先」を考えるのでしょう?
はたらく僕らの生き方が問われるとき
こちらの本を紹介したいと思います。
私が改めて気づいたのは、「50歳」という年齢の「重み」と「大切さ」 だ。50歳前後で多くの人が、「これからどう生きる?」という人生の課題を改めて突き付けられる。
例えば会社の方向転換について行けずに右往左往し、本意とは言えない職場に異動する人がいる。部下の育成に頭を悩ませる一方で、経営陣から強力な目標達成のプレッシャーを掛けられる人、自分の健康に不安を抱える中で、子育てや介護といった家族の問題に奮闘する人もいる。
本には25の「葛藤」の「実話」が紹介されており、
それぞれの最後に「「自分事」として考える」というまとめが記されています。
「休めない理由」の多くは、その人の心の中にある。習慣や思い込みに縛られているなら、今こそ自分を変える時なのだろう。
本当に大切なのは、「地位」ではなく「役割」。そうしたシンプルな原則を見直せば、自分の持ち味を活かせる「居場所」が自然と見つかるはずだ。
自分で勝手に「枯れ時」を決めてしまうのは、会社にとっても自分にとってもマイナスだ。
自分の限界を決める前に、もう一度挑戦できる機会を探ってみることを勧めたい。
50歳は、自分を見つめ直して「生まれ変わる」には最適な年齢かも知れないし、その先には意外な未来が待っていることもある。
辛いのは自分だけじゃない
仕事が、人生の大きな比重を占めていることは間違いないですよね。
それなのに「必要とされない」「出番が無くなる」時がくる。
これは事実です。
その前に、自分なりに気持ちを整理しておきたいものですよね。
男性の場合、その現実を「辛いんだよ」と言えなかったりしませんか?
女性は言えるんですけどね。
誰か「愚痴」を聞いてくれる人はいますか?
誰もが通る道です。
辛いのは決してあなた一人ではありません。
順風満帆な人は一握りに過ぎない。
多くの人は50歳を迎え、「自らの未来」があまりに茫漠としていることに気づき、そして立ちすくむ。
そんな自分自身を「情けない」と感じる人も少なくない。だが、それは当たり前で、決して恥ずかしいことではない。皆そこで、自分を改めて見つめ直し、「再起動」していくのだから。
50歳前後で受ける様々な“衝撃”
そこで生まれた「葛藤」や、考え抜いたうえでの「決断」は、必ず明日の糧になる。
「「自分事」として考える」の一つに、このようにありました。
どれだけ健康に気遣っていても、避けられない病はある。では、自分は“今”をしっかり生きているか?
“今”をしっかり生きる。
忘れずにいたいですね。
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